【黒棺】カロン【渡し守】

香月瑠依
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♦︎こちら【illust/85190055】の企画に参加させていただきます。
※R-15企画です。

「ブルーベルが鳴ったから、俺が迎えに行かないと」

♦︎カロン
勤勉な性格で感情の起伏が穏やかな渡し守。
突発的なことに弱く、慌てると思考が鈍ってパニックになりがちなところが玉に瑕。
ガワこそ人間に近いが、中身はまったく別のモノ。ベールの奥は闇夜の如き漆黒で、輪郭を伺うことはできないようだ。ベールは自由自在に動かすことができ、必要な際は手のような形を取ることもある。
肋骨の奥には妖精の花と名高いブルーベルがこぼれるほど咲き乱れており、彼が棺を迎えに行くと鈴のような音が響くという。

迎えから帰る際に馬車の片輪を段差に落としてしまい、棺の無事を確かめるのに中身も心配でそのまま開けてしまった。冷静になるにつれて元々青い顔がさらに青くなったが後の祭りである。
完成されたものを壊してしまったとひどく落ち込み、その棺に入っていた人間に対して申し訳ないという感情を抱えているが、どう接したらいいのかがよく分からない様子。

一人称:俺
二人称:お前
呼び方:呼び捨て
好きなこと:ルーチンワーク、花畑、森
苦手なこと:突発的に起こる物事
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♦︎素敵なご縁ありがとうございます!
ハナビちゃん【illust/86085697
(呼び方:お嬢さん、お前、(罪悪感が薄まり出したら)ハナビ)

「待って待って、急がなくてもそれは逃げないから!」
「……本当にどう償えばいいだろう……。え、……怒って……ないの……??」
「そうかな。人の血肉でできた体は生きた証。俺はとても素敵だと思うのだけど」
「隣にいてくれると助かるよ。ひとりで悶々とするよりは、お前といる方がずっと落ち着く」
「うん、思い出せる限りの全てを教えてあげる。たくさんのものを見に行こう。人の世は目まぐるしいから、お前の名前の元となった空に咲く光の花が見られる日もいつか来るのかも」

ああ、どうしよう、まさか棺を開けてしまうなんて。
なんたる失態、なんたる過失!
ぐるぐる回る思考を宥めて、物珍しそうにこちらを見る彼女に事情を話す。
完璧な死を壊したこと、きっと怒られるだろうと覚悟していたのに、
返ってきたのは思わずぽかんとしてしまうほど前向きな言葉で。

うながされるまま、ねだられるまま、思いつくままに世界のことを話した。
好奇心の赴くままに鈴を鳴らして駆け出していく彼女を見ていると
くよくよと落ち込んでいる暇すらない。

彼女は遠くを見ている。
まだ見ぬ景色に目を輝かせ、知らぬ世界に想いを馳せている。
それでも俺が惑ったときはいつの間にか隣にいてくれて、
いつの間にかそれが心地よくなっていた。

「お前がそう言うのであれば、もう罰を求めはしない。もっとその瞳が輝く様を見ていたいとも思うんだ。どこへでも連れていくよ。……贖罪ではなく、これから共に過ごす者として」

(※最終更新:20/12/08)
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♦︎申請について
年齢や性別にこだわりはありません。相性重視で良いご縁が結べたら嬉しいです。
最初はアワアワしてるかと思いますが、交流の中で情緒を育めたらなと思っています。
ありがたくもメッセージをいただけた際、即日から遅くとも2日以内には必ずお返しします。
2日以上経っても返信がない場合は、不具合が考えられますのでお手数ですが再送をお願いいたします。


♢交流について
外部でも支部でもどちらでも可能です。基本的にお相手様に合わせていくスタンスですが、リアルが多忙気味なのと遅筆なので期間が終わってもゆっくり遊ばせていただけたらと思います。
友人やその他の既知関係等も、ピンとくるものがありましたら是非。
モブでも背景の賑やかしでも、使えそうでしたらお気軽にどうぞ。
 
♦︎何か問題等ありましたらメッセージよりお願いします。

※随時キャプション編集中

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2020-11-20 15:00:15 +0000