◇ポラリスの英雄歌【illust/80979654】
◇名前:五井狩 山茶花(ごいかり さざんか)
◇年齢:20歳 ◇性別:女性 ◇身長:159cm
◇所属国:青月国
◇総ポイント:50pt(精神力:5/攻撃力:30/技巧:15/魔力:5/幸運:0)
◇運命数:2
五井狩家の当主とクルジャの母との間に生まれた。
剣の腕は確かで、護衛や魔物退治などの家の仕事にも忠実。
ただ、母の隷属体質の影響か自主性が欠けており、跡取りに課せられた一人旅は棚上げされた。
普段は自宅で鍛錬を積むか、五井狩に連なる者たちと任務について各国に足を伸ばしている。
表情も口調も淡々としているが感情がないわけではない。
とっさの判断力に難があることも理解しており、隷属契約をして主となり、自分を当主として立ててくれる伴侶を探している。
歴代に比べ炎こそ大きいが制御は不安定。
夢に入り込んだ夢魘も焼けるが、その場合のみ自身に悪意を溜め込むこととなり、溜め込んだ分炎が黒くなる。
ドラート族の血により別れたのは尻尾。
胸元に花の入れ墨があり、山茶花の香りを漂わせている。
(入れ墨は袴に入っている模様と同じもの)
ミズウオを象った影型の式神を連れており「ナナシ」と呼んでいる。
夢魘喰いを行えるが、意思の疎通は出来ない。
喉元の玉は名のある術士に作ってもらったお守り。
強く念じることによって、暴走しかけた炎を抑える事ができるが、他人によって持ち主の無事の祈りを込めるほど効果が高まる。
一人称:私 二人称:貴殿、あなた
▽Skill
【五井の火・夢魘喰い】
剣を抜くと現れる青い炎。邪気など不浄のものを焼くが、使い手の意思によって人間を害することもある。
夢に入り込んだ夢魘を焼いた分、炎が黒くなり、全て変色した頃に炎に飲まれてしまう。
災害と化すかその前に自身が焼き尽くされるかはそのときにならないとわからない。
【香華幻霧・清適の香】
霧を発生させて周囲の目をくらませる技。
山茶花の香りをより強くすると周囲の者の精神を落ち着かせることができる。
【優柔不断】
重大な決断をすることが出来ない性質。本人も歯がゆい。
◇家族
父:五井狩 縮砂(illust/84977332)20pt
「頼りなくてごめんなさい…でも頑張るから…。お母さんみたい?そうなの?」
母:リヒト・ダイジョウジイン(illust/85087578)
「お母さんのことよく覚えてないけど、きっと優しい人だったんだろうな…」
弟:五井狩 悧々栄(illust/85698494)
「悧々栄も大変だと思うけど、頑張ろうね。私も頑張るから」
◇種族設定
五井狩家【illust/82782474】
クルジャ【novel/13249263】
※その他種族設定は両親のCS参照
◇素敵なご縁をいただきました!(11/28)
白雨国:ルーキフェル・ウォーカー=エレムサックさん(illust/85800897)
共と連れ立って、他国へ足を伸ばすのも慣れた頃…慣れとは油断を生むものだと痛感するけれど…物の見事に迷ったことがあった。
取りこぼしそうな魔物を追って仕留めたはいいものの、どうやら連れの者たち共々巻いてしまったようで、気がついたら見知らぬ土地にぽつんと立っていた。
とりあえず迷い迷い歩き始めたが、生来の性質からかと単に心細くなったり、こんなことくらいで不安になる自分が情けなかったりでほとほと自分に嫌気が差してきたときだった。
人影を見つけた。
「あの、すみません。共の者とはぐれてしまったのですが、ここはどこですか?」
深くフードをかぶった彼は、控えめに答えてくれたが、あまり視線を合わせたがらないようだった。
魔物の返り血で汚れているのだろうか、とも思って確かめるがそういうわけでもなく…もしかしたら気難しい質の人なのかもしれない、と勝手に納得することにした。
人のことは言えない。私とてそうなのだから。
彼は丁寧に話を聞いて、合流できそうな方角と道を教えてくれた。
どこか遠慮がちなところを除けば、随分と親切だと思う。
「ありがとうございます。助かりました。
無事にたどり着いたら是非お礼状を差し上げたいので、宛先を教えていただけませんか?」
それが、私と彼の始まりだった。
宣言通り、家に帰ってから筆を執った。
とりとめのない季節の挨拶と、親切にしていただいたお礼と、自らの身の上。
それと、あのとき話しかけづらくて聞けなかった、傍に咲いていた白い花の美しさ。
返事が返ってくるものとも思っていなかったので、そう間を開けず彼から手紙が届いた時は驚いた。
彼はルーキフェルと言うらしい。
花は食べると甘くておいしいと綴られていて、興味を惹かれた。
その文面も落ち着いていてとても丁寧で、ああやはりいい人だなと口元がほころぶ。
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「お久しぶりです、ルーキフェル殿。
お言葉に甘えて来てしまいましたが、迷惑ではありませんか?」
「ああ、花…きれいですね。食べてもいいんですか?本当に?」
「仕事ですか?ええ、今日は近くまで。
大変は大変ですが、目的があれば差し障りはないんです。
…もっと当主としてしっかりできたらという方が大きくて…」
「ではまた」と別れて、また帰宅して筆を執って、帰ってきた手紙に返信を認める。
そんなやり取りが何度続いたろうか。
徐々に、お互い自分のあり方や至らなさへの悩みをそこへ吐き出すようになって、直に交わした言葉数はずっと少ないけれど、誰より私を知ってもらえているように思えた。
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「もう何度もこうして足を運んでるけど、迷惑ではありませんか?
そう、よかった」
「あの いえ 手紙にも書いたとおり、私一人では何も決められなくて…。
いつもここへ来てもいいものか、悩んで悩んで…それでもやっぱり来てしまうんです。
だから、迎え入れてくれるのが嬉しい」
「いろんなことを決めかねてしまうけど、これだけはどうしても譲れなくて…
ともに生きるなら、支え合うなら貴方がいい、私の主で、そして騎士になってそばに居てはいただけませんか?」
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2020-11-15 16:11:02 +0000