豎子、倶に謀るに足らず

ヤブサキショウ

「私情と笑うなら笑うが良い!!私は…私は何と罵られようとアイリスだけは失いたくない!!」
(小僧めが…貴様等と共に戦が出来るかッッ!!)

ロックマンX4を原作にした拙作小説「X.Episode Fourth( novel/series/1235840 )」の一場面となります。
アイリスがハンターベースに走った裏でレプリフォース陣営側で起こっていたであろう場面を妄想した格好ですね。
自軍のオペレーターが持ち場を離れ敵陣に走った事で情報漏洩を危惧し彼女の抹殺を進言するフクロウルと、妹の身を案じるが故に頑として受け入れないカーネルのやり取りです。
本作小説に於いては結果的にはフクロウルが危惧した通り当初は兵力に勝る故に優位に進めていた戦いも、ゼロの参謀ホーネックによってアイリスから引き出された情報により徐々に不利な状況になってしまう訳ですが…。
史記や漢楚軍談等をご存じの方には表題で簡単に分かる通り、基本的にカーネルとフクロウルのポジショニングは楚漢戦争における項羽と范増のそれを踏襲しております。
武勇に長けるけど肝心なところで情に溺れる若い主君と経験豊富な老参謀って何かしら性格的に相性の悪い印象があるんですよね。
と言うか総じて僕の小説に於いてNo.2ポジションに置いたキャラはフクロウルに限らず苦労人が多いです(汗)
これでもこういったポジションのキャラは大好きなんですけど…。

#megaman x#Mega Man X4#カーネル(ロックマン)#Storm Owl#レプリフォース

2020-11-13 22:21:29 +0000