名古屋市営地下鉄東山線250形

Satoshi

名古屋市営地下鉄東山線の100形・200形中間車増結用の700形のうち、古くなった100形を廃車していく過程でまだ製造から100形・200形ほど年月が経ってない710以降の両開きドアの車両を先頭車化改造して、5000形風の顔に運転台も色違いだけで5000形とほぼ同様のスタイルに。名古屋市営地下鉄名物の「プルルップルルッ」発車予告ベルも取り付けた。しかし、屋根の構造上非冷房のままで車内は300形以前と同じ東山線の黄電のレイアウト。冷房車の5000形を増やしていく過程で100形の廃車の方が多かったため、余剰となる700形の有効活用と新車製造のコスト削減を兼ねていた。
300形+800形とは制御回路の電圧が異なってたため300形編成とは混結できなかった。
運転台も5000形とそっくりだったが、マスコンは100形廃車発生品を使い、ブレーキも黄電全形式と同じSMEE。パネルや機器の色は5000形運転台の緑とは色違いのうすだいだい色だった。
東山線黄電唯一の「デザイン列車」にも使われたのも250形だった。これも乗ったことがある。
300形の最終製造(333~338)よりは古かったため、黄電全廃の前年の1999年にさよなら運転も行われずにひっそりと全廃。廃車後は一部は高松琴平電鉄やブエノスアイレス地下鉄に譲渡された。
個人的に、東山線の黄電のうち一番好きな形式だった。東山線に乗る時は、5000形よりも250形が来た時の方が嬉しかった。さよなら運転も行われずに全廃されたのを知った時は、寂しかったものだった。

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2020-10-10 02:49:44 +0000