「ここで降りないと…地球が語りかけている!世界を救うんだ」上空3000フィートから飛び降りたらどうなるかはともかくジオマンサーの若き後継者は必死に訴える。しかたなく彼女が呪文を口にしたが骨董品の空飛ぶほうき(!)は廃棄寸前の中古車よろしく息も絶え絶えの状態。装備はこれだけ?見なかった事にしたほうがまだましだ…。一方、静かに腰掛けるだけの男は絶対の状況の中で己が目覚めるのを感じていた。煮えたぎるアドレナリンは駆け出せばあらゆる感情を振り切って意識が圧倒されそうになる。ふたりの能力者の間にあっては”だたの男”かもしれない、だがこれができるのは俺だけだ。渦巻く強風と轟音を見下ろせばこれから成そうとする事に猛烈に笑いがこみ上げる。男は飛び出す。ただ凝集された本能の解放だけを求めて。■エルヴァイラとヴァリアントコミックのGeoff君は版権だったりして。;-)★クリック推奨★
2010-01-30 17:08:28 +0000