警戒中の水上偵察機にて、パイロット「怪しい雲行きですな、一雨降るか?」観測員「強い風が吹いてきたな、これは荒れるで・・・港に戻ろか」パイロット「しかし、向こう側(日本)は不気味ですな・・・」観測員「なんやろ・・・嵐の前の静けさってやつか?」パイロット「それは無いと思いたいですな・・・」―――――――函館帝國:19世紀後半に無血クーデターにより建国された。領土は蝦夷島(北海道)、樺太(1905年 ポーツマス条約)、千島列島(1875年 樺太千島交換条約)を保有する。農地改革や産業改革を行い“東洋のチェコスロバキア”と呼ばれるまでに成長を遂げることに成功した。首都は函館、人口520万人の多民族国家である。国家元首:東武皇帝(3代目)、征夷大将軍:徳川光忠(5代目)―――――――――時は流れ半世紀。鳴ったか鳴っていないかも事実が上がっていない数発の銃声を理由に大日本帝國陸軍の領土拡大派が反応し部隊を展開して両国境間で緊迫した空気が漂っている。(※1937年に支那で盧溝橋事件が発生したが、この世界では田代皖一郎中将が健在しており支那駐屯軍は何事も無かったかのように事件は終息に向かった)函館帝國統合軍大本営は国家臨時法を発令し半年間の期限に限定し密かに全軍展開を開始した。次回~戦火の足音~【illust/8492482】
2010-01-27 15:28:23 +0000