機関事故で大破するスターライト号を撮影した一枚（提供 CPC.）

揚羽グループの光子帆船スターライト号が「重力遮断航行」のテストを成功させ地球に帰還を果たした直後、機関部の故障から火災が発生し大きな爆発事故を起してしまう。
祝祭ムードで集っていた揚羽グループの式典は暗澹たる雰囲気に包まれた。
緊急出動した宇宙災害保安庁のレスキュー部隊の第一陣が消火や人命救助に対応し始めている。
しかし火の勢いが強く消火・救急任務の障害となっていた。
また第二陣の災害救命指揮病院船の到着が遅れており、救助された傷害を負ったスターライト号の乗組員を搬送する前線基地機能が欠落し、救命艇内では怪我人が溢れ、応急処置にも支障が出つつあった。
「写真提供：Cosmo Press Corp.(コスモプレス社)」

この事故で翌日以降揚羽グループの株価は大暴落し、グループ指導部への非難が高まった。