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すぎさき▼幕引きまで傍にいて(GL企画、R-15)【illust/83364755】
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▼佐々木 萌花(ささき もか)
15歳 │ 157㎝ │ 中学3年生
一人称 : 私 │ 二人称 : あなた、～ちゃん、～さん
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(9/18)素敵なご縁を頂きました…！
雨爽 なるさん(雨爽さん→なるちゃん/あめなる☆さん)【illust/84020704】
早く楽になりたかった。それと同じくらい誰かに縋りたかった。
だから自殺サイトを訪れた。私と同じく生を終わらせたい人がたくさんいて、家でも学校でも居場所のない私に
とって居場所だと思った。
ふとメールが来てた。死ぬ前に会おうと、話そうと。送り主はあめなる☆さん。
最初は躊躇したもののどうせ最後だからと了承した。
「あめなる☆さん、ですか…？」
彼女に初めて会った時、他の人とは違って輝いて見えた。私にはとても眩しく見えた。
聞けば彼女は同じ年らしい。そして私にメールを寄越した訳を話してくれた。
折角だからと一緒に遊んだ。塾や家庭教師しか知らなかった夜の街は新鮮でとても楽しかった。こんな気持ちは久しぶりだった。
「あの、よかったらまた会ってくれませんか…？」
彼女と会って死ぬのはもう少し先延ばしでもいいかなと思った。
相変わらず学校では無視されるし、家では両親からプレッシャーを掛けられるし辛いと思うけど、
雨爽さんとのやり取りが私にとって気が楽だった。
雨爽さんの目的を聞いて改めて自分のことがちっぽけだと思えた。
彼女は良い事をしてるとは言えないけど、私が知らない事をたくさん教えてくれた。それがとても楽しかった。
「なるちゃんはすごいなぁ。私の知らない事たくさん知ってて」
「ご、ごめんね、私の話面白くないよね…」
正直私にとって彼女しかいないと思う。自殺する事も考えたけど彼女と一緒に過ごすうちにつれて
彼女のために生きるのも悪くないと思っている。
「私をあなたにあげる。だから私の生きる目的になって」
こんな事言ったらなるちゃんは拒むかもしれないけど、そしたら私はそっと何も言わずに消えるから安心して。
心の中であなたの事を好きだと縋って秘めながら消えます。私にとってはそれもハッピーエンド。
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▽不備等御座いましたらお手数掛けますが、メッセージまで宜しくお願い致します。
▽キャプション随時編集
2020-08-31 15:43:08 +0000