その悪魔は旅をしてるという
「僕ね、ずっと病気で寝込んでたんです。」
「お医者さんにも原因がわからなくって、もうダメだって・・・そう、あの日も1日をベットの上で過ごして
眠りにつきました。でも、次に目を覚ましたら全然知らない人の家に居たんです!」
「全身継接ぎだらけだし、でも全然痛くないし!病気も治ってるし!!」
「僕の目覚めた家の家主の老夫婦に話しを聞いたら、僕は川岸に倒れていたそうなんです」
「さらに話しを聞くと僕が寝て、目を覚ます間に・・・なんと60年も経ってたんです!!」
「二人が僕のだって言う持ち物には全く身に覚えがないし、何が何やら」
どうやら彼には空白の60年があるらしい
空白を埋めるための旅のようだ
「あなたはドーベルリンゲルとエルディレマという組織を知りませんか?」
「僕に関連のある組織らしいんですが・・・変ですよね、自分の知らない自分がいるなんて」
「時々、なぜか泣いてしまうんです。ご飯を食べている時、怪我をした時、誰かと握手したり話してる時」
「・・・不思議・・・ですよね」
私は彼に「探し物が見つかるといいね」と答えると
彼は年相応の笑顔を私に向け「ありがとう」と返した。
継接ぎ悪魔
7歳の少年悪魔
屍であった頃のすべての記憶を失ったが、渇望しいた「生きる」ことをてに入れた
好きなものを食し
痛みを感じ
ありとあらゆる感情は本物だと胸を張って言える
ただ、埋められぬ喪失感を抱え続けるだろう
改めてpixivファンタジアAOSお疲れさまでしたー!!
2ページ目はファンアートです
ゴルデンリーナ団長【illust/79223818】
ノックス副団長【illust/79074364】
お世話になりました!ありがとうございました!!
キャラシ投稿時より「札を破壊できれば生き返ることが出来る」と決めてはいたのですが
色々悩んでこのような〆とさせていただきました。
問題等ございましたらご一報お願いします。
2020-08-30 07:57:51 +0000