■コルウェン/男/25歳/180cm/
所属:白雨国 総ポイント:20pt
運命数:7 スキル:竜導之道
竜導師の青年。明朗闊達な性格。
騎竜馴らしの為、各地を放浪している。
その道中小さい村々や山深い里などにも立ち寄り、
家具修理や薬や物資の調達、巡礼路や山道の整備などを行っている。
どれも修行の一環であると、些細なことでも請け負い笑い飛ばしている。
実のところ道院へ戻るのが面倒なので外に居る口実を作っているだけとか。
修行になっているのかどうかはよくわからない。
人助けは修行というより趣味に近い。
幼い黒竜は現在育成中の自身の騎竜。
彼の馴らす騎竜は性格が穏やかで誠実なものが多い。
「本院に戻ればじじ…爺さんたちにあーだこーだ説教されるからなぁ」
「お、用立てかい?かまわねぇよ。なんだ?隣の里に手紙を?任せろ!」
■スキル:竜導之道…騎竜を馴らし己を育む修行の道
■竜導師とは:novel/13806902
■婚姻:緋獣国 イヨサルカさん (illust/84267672) 素敵なご縁を有難うございます!
あの屋敷へ訪れた初めての季節 同い年のお嬢さんと会ったことが始まりだった。
何度目かの季節 お嬢さんはいつもふわりと笑って大らかに接してくれる。
互いに年頃になったその年の季節 お嬢さんはどんどん美しくなった。
いつもの調子で語らう。「これだけ美しくなったのだ、きっと連れ合いの話も出てくるだろう」と。
お嬢さんは貴人で、俺は竜導師だ。渡り鳥のような俺とは立場が違う。
微かに芽生えた想いは去り際の寂しさだと納得させていた。
あれからさらに何度かの季節が巡って、俺が代表者としてあの屋敷に行くこととなった。
幼い頃そのままに、お嬢さんと俺は顔を合わせれば応と交わすことは変わらない。
代表として訪れたことで、これまで以上に話す時間は増えた。
昔から思っていたが、お嬢さんは些か羽振りがよすぎるうえに少々危うい。
「乞われるままに袖振って大丈夫なのか?付け込まれてんじゃないのかって昔からの馴染みとして心配してんだよ」
小さな嘘をついた。お嬢さんが心配なのは事実だが、幼馴染みなんて便利な言葉で淡いソレを隠すのだ。
彼女は大丈夫とふわり笑うだけ。そういうところだぞと零しながら、立場ってのは厄介だなと庭を眺めた。
更に季節が巡った。取り巻く状況は刻々と変わってお嬢さんとは幼い頃のように楽しいだけではいられなかった。
それでも年に一度、渡り鳥のように訪れる俺たちをお嬢さんは変わらぬまま迎えてくれる。
変わらぬままというのは有難くて。でも大人になって少しだけ彼女と先を共にしたいと欲をかいてしまった。
連れ合いは彼女がいいとずっと秘めていた想いを、変わらぬままで終えたくなくて。
「近頃な、日が経てば経つほどに此処を去る日がこなけりゃいいと思っちまうのさ。無理な話でしょうって分かってるよ。分かってる、うん。…あぁ謎かけもまどろっこしいこともなしだぞ?…俺にとってお前さんはずぅっと一等大事な人で本当は離れ難いんだ。でもそうはいかないから…」
「イヨ、イヨサルカ。俺はお前の心が欲しいんだ。それでもってイヨと夫婦になりたい、と思っている」
なので御一考宜しくお願いします、と徐々に小声になったのはなんとも情けない話。
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連れ合いとなって初めての季節 見慣れた門の前で一呼吸。
会ったら何て言おう。久しぶり、元気にしていたか?
いつもと同じだなと唸っていると、彼女がくすくす笑ってこちらを見ていた。
何を今更緊張しているのだと、ハッと息を吐いて笑ってみせた。
「ただいま、イヨサルカ」
この季節が来る日まで、俺は生涯ずっとこの人に恋をするのだと思う。
■他何か御用がありましたらご連絡ください。2期よりの参加ですが、宜しくお願いいたします。
企画元:illust/80979654
2020-08-24 16:36:53 +0000