ポラリスの英雄歌【illust/80979654】に引き続き参加いたします。
「私が蒼炎の鍛冶師シエンだ。依頼主はお前か?」
「なんだ、焼き殺されるとでも思ったか?だが、怖いと感じるなら近づかない方がいい。
私自身、自分の未来を保証できない身の上なのでね」
◆シエン・フレイスイム 又の名を 花冶鬼 没苑(かじき しえん)
女/23才(外見15才前後)/151cm
一人称:私/二人称:お前、君
所属:白雨国
運命数:9
ポイント:50pt
◆家族
父:アデクレッド・フレイスイム【illust/82801259】総ポイント:20
「親父は母さんが死んでから口数が減ったよ。...涼しい顔してるけどさ、結構繊細なとこあるから」
母:花冶鬼 吐亡野さん【illust/82740214】
「もうどんな声だったのか忘れたけど、薙刀を構える立ち姿が一等綺麗だったのは今でも鮮明に思い出せる」
兄:花冶鬼 火無落【illust/83728036】
「よ、兄貴。なんだよ、今日いくって連絡入れただろ?いい酒が入ったんだ、今夜は飲まないか?」
◆スキル
花冶錬磨:花冶鬼一族に伝わる鍛冶の技術
魔炎炉:魔力塊である熱炉を体内に宿す
(Q:肌とかに触れると火傷する? A:体内に熱が篭ってるだけで、表面は少し体温が高いくらいです。ぽかぽか)
◆種族参照
炎泳水竜フレイスイム【illust/82801610】/花冶鬼一族【illust/82740214】
◆体の花痣と体内マグマの活性化の関連の参考にお読みください。
花冶鬼の獣鬼化(母参照)を少しアレンジした要素になります。
注意として、上記本家の設定によりこちらの家系は獣鬼化<しません>
端的に言うと体内のマグマが活性化しやすく、「噴火が起こりやすい状態」になっています。
歳を重ねるごとに痣が身体中に広がり状態は次第に悪化、マグマの制御が出来なくなっていきます。
大変危険な為、晩年は活火山の本来の住処で過ごすことを余儀なくされます。
フレイスイムにとって火山地帯での生活は苦ではありませんが、他の種族(炎や熱に耐性があるなど例外もあり)との共存は難しい為、もしかたら婚姻相手様と老後を共に出来ない可能性があることをご留意ください。
シエン曰く「…う、吐きそう。すまないが一週間登ってくる」と言って火山で発散(噴火→冷却)して帰ってくる。といった具合。この頻度が次第に上がっていくというイメージです(ふんわりでいいです)
目安としてsc時~50年くらいはまだ安定していると思われます。
少し面倒設定ですが、その他フレイスイムの設定を参考くださり、気になる点があれば気軽に質問してください!
♡(9/5)素敵なご縁をいただきました
菫華国所属:ジュピタル-パズロさん【illust/84080917】
その男が店に来るようになったのはいつからだったか。
最初は私の仕事の腕に惚れ込んでいるだけだと思っていた。
口説かれていると気づくのに随分かかったように思う。
「そういうのはやめてくれないか。君の言うような可愛さも魅力もきっと勘違いだ。
私にそう言うのを期待していたなら、がっかりさせてすまないな」
「...?うん?そのままでいい?いやだから...、まあいい。
この間の依頼品はまだかかりそうだから暇を潰してきたらどうだ。
...物好きだな。好きにしたらいい」
変わった男だ。こんな煤と汗まみれの仕事しかしてこなかった自分のどこがそれほど良いのか。
まるで経験のない私は、彼にどう接して良いかわからなかった。
何度素っ気ない態度をとってしまったかわからない。
それでも彼はここに来ることを辞めなかった。それが少し嬉しくもあった。
「この子たちに仕事を教えて欲しい?できないこともないが...君、子供がいたのか。
...ふ、冗談だ。いいだろう、やってみよう」
「まったく君はとんでもないお人好しだな。器用なんだか不器用なんだか...。
だが、君のそういう所は結構好きだよ」
私が彼をみると、決まって柔らかい笑顔が帰ってくる。
上手く、笑い返せているだろうか。
「まさか私が、誰かとこうして手をつないで歩くようになるなんて思ってもみなかったよ」
「少し、母さんのことを思い出してね。...私はきっと花冶鬼の業を背負ってはいない。
だから兄に全てを背負わせていることがずっと引っかかっていた。
この身に激しく湧き上がる炎はその報いなのだと、受け入れて一生付き合う覚悟でいたのに...」
「おかげで兄にも気を使わせてしまったよ。
...君はこう言う類の話はあまり好きじゃないだろうけど、これが私の正体だ」
「...ふ まったく敵わないな。...ああジル、そろそろ認めるしかないみたいだ。
私は君に強く惹かれているよ。望むように、すると良い」
彼の手があまりに心地いいものだから、つい弱い自分をさらけ出したくなる。
たまにはこんな夜も、悪くないのかもしれない。
*****
彼女は兄を失った日より数ヶ月後、激しい悪寒を訴える中忽然と姿を消した。
白雨の国に炎永水竜発祥の地とされる火山地帯がある。
彼らはその生を終えると溶岩の塊となり故郷の山の峰へと還るという。
竜を象った峰々の連なるその景色は、彼らの命があったことの証でもある。
没炎失踪の翌年、また一つ、竜が山に還った。
山の一部と成った彼女の胸には小さなガーネットが光っている。
それは日が落ちても星のように輝き、のちに子孫や旅人の道標となる。
その紅い灯りをみた人々は口々にこう言った。
" まるで誰かを待っているようだ " と。
◆婚姻について
所属国、種族、運命数共にこだわりなく、他企画で一度ご縁のあった方も隔てなく
上記の設定を御留意いただいた上で様々な関係性、可能性を楽しめたらと思います。
もしメッセージをいただいた場合は未着の可能性を考慮しまして
返信状況をキャプションに追記していきますので参考にしていただければ幸いです。
メッセージ返信には3日ほどお待ちいただく場合がございます。
3日経っても無反応の場合はお手数ですが再送か、取下げのご連絡をいただけると助かります。
お得意様など既知関係お気軽にどうぞ!
なにか問題点などあればご指摘ください。
2020-08-23 11:56:31 +0000