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bull.falcon突如、ある夏祭りに出現した恐竜ラジャサウルス(illust/83748862)はまるでねぶたのように祭り屋台の建ち並ぶ道を練り歩いていった。その身体に今まで襲ったと思われる屋台の残骸を引っ掛け、旨そうな匂いによだれを垂らしながら……。
その恐竜がある一軒の屋台を標的に定めた。｢イカ焼き屋｣だ。そこの屋台では炎を操る少女(illust/82978942)が自身の270度もの体温で焼いたものだという。その妹(illust/83569267)もまた姉の手伝いに来ていた。…どちらにしろ、姉妹はこの祭りに｢初参加｣だった。彼女たちはその脅威を知らなかった。
その匂いに連れられ、ついにかの恐竜が…大王竜やってきた…。既に祭りにはアロサウルスが出歩いていたが、それとは違い、｢積極的に屋台を狙ってきた｣。堂々と屋台の真ん前に現れ彼女たちに大口を開き、吼えあがった。…これまでのように、屋台の食材を食い潰すつもりなのだろうか…。
だが、吼えかかられた姉妹たちは一切怖じ気づくことはなく、大王竜もまた口を開けたまま彼女らを襲う気はなかった。その上、なんと姉妹たちは大王竜にイカ焼きを振る舞ってあげたのだった。口一杯に大量のイカ焼きを頬張った大王竜はご機嫌に屋台を後にしたのだった…。もしかしら、これが大王竜への一番の｢対処法｣なのかもしれない。今までの大王竜の襲撃はその咆哮を｢威嚇｣と捉えて店主が逃げ出したから逆に好き放題されてしまったのかも…しれない。どっちみち、大王竜による損害(赤字)が出ることに変わりはないが…。
なお、彼女らが大王竜を見た際に、｢母親の知り合いの話｣を思い出したという………母親が王をやってる団に所属している、｢強欲な大王｣の話を……。
相互フォロワーの過去鷹さん(user/30915617)ところのサトウの娘たちルーメイルーとヤムハヅキの2人とイカ焼き屋を描かせていただきました!(あと勝手に大王竜にタダ飯あげさせりゃったり、関わらせちゃったりしてｽｲﾏｾﾝ)
2020-08-20 13:49:37 +0000