ストラティア級防空巡空艦

静秋
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 蒼衣わっふる氏(user/1396415)原作のシェアワールド創作群、「ラスティフロント(https://w.atwiki.jp/flightglide/)」に登場する国家、クランダルト帝国空軍の巡空艦を再デザインしました。(二枚目が原案)
このメカは私が初めてラスティフロントの企画に提案させていただいたメカで、とても思い入れがあります。

デザイン当時、クランダルト帝国は大口径砲による艦隊殲滅に特化した軍艦ばかりで対空艦が少なくともwiki上にはいませんでしたので「もしも帝国に一隻で艦隊の防空をまかなえる軽巡があったら」というコンセプトで生まれました。

そうして生まれたのがパルエ版アトランタことストラティア級防空巡空艦(ストラティア/ダグラティア/ヴィマラティア)の3隻です。

ここで「お?でもこの改装絵、公式wikiにあるストラティアとは大分違うような…」とおもったあなた。相当なラスフロファンとお見受けした!

原案デザインから半年後、原作者による公式化「わっふらいず」が行われ、ストラティアは正式にラスティフロントの艦艇群の一員になりました。
本来、ラスティフロントの創作メカはわっふらいずの時点で一旦のゴールとなるはずです

しかし、私は自分の艦艇への知識が深まるにつれて原案のデザインに疑問を持つようになります。(主に砲塔の構造や縮尺)
さらにラスティフロントという創作をする上で原作者の思い描くパルエの空中艦(結構船体にゆとりがある)とwikiでの説明において「機銃多数」で片づけられるような細かい装備まで数に含めてかつ、ぎっしり描きたい自分のデザイン観の差が表れていました。

そして、初めて投入したストラティア級防空巡空艦に我が子のようなこだわりをもってしまったがために、どうにかして納得いく形にしようと生まれたのが今回の再デザイン版ということです。

わっふらいずデザインと元絵のデザインを融合。
曲面甲板と菱形じみた断面を持つ船体を合わせて船体は少しふとくなりました。
厳密には「曲面甲板を持った船首楼型船体」にしたというのがそれらしいでしょうか。
また、わっふらいずしていただくに当たって主砲口径以外武装の指定はしていなかったのです
が、50mm機関砲9基とされていたのに対し、「この砲塔サイズで50mmは無理だな」と思っ
たので上面武装を50mm連装5基と20mm連装4基に描き分けて変更。わっふらいずではオミットされ
ていた下部20mm連装銃座4基と艦載機指揮所及び下部射撃指揮所を復活。
これがデザイン面での変更となります。

また今回は「第二次改装」と銘打っています。
第一次改装では舵の機械化等のほかは柵の位置変更やタラップの増設等運用時の利便性向上を主として改装が行われたが、今回の改装は全体的な性能向上と艤装試験のための改装でした。
内容としては
・次期汎用巡空艦計画:ヴァストラード級大型防空巡空艦に搭載される索敵装備を試験搭載。
・帝国のドクトリン上、対大型艦火力面で不安があったため艦首を延長し空雷発射管2
基を増設。
・速力増強のため循環器を変更。
などでした。
また生体機関を覆う装甲板の裏にはゴム皮膜が内蔵され電磁気に対する耐性向上が図られている。
この後、ストラティア級防空巡空艦最後の戦場である「シルクダット会戦」直前には第三次改装が行われ側面の150mm榴弾砲が137mm単装砲に換装され完全な防空艦へと変貌します。

もっとも、再デザイン版はあくまで二次創作物にすぎず、ラスティフロントにおける公式艦はあくまでwikiに載っているものです。
自分の思い描く軍艦らしい姿になったストラティア級をこうして形に出来たことはうれしく思います。

以下武装詳細
主砲:137mm高角連装砲(半機半筋式速射砲)9基
副砲:150mm榴弾砲2基
対空兵装:50mm高射機関砲(連装)5基
    :30mm三連装機関砲10基
    :20mm連装機関砲13基
艦載機:グランミトラ2~3機(艦底部格納庫)

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2020-07-30 13:21:38 +0000