アオサギ型メカローバー『アーマーン』

テラ

第31話『ナイル強奪事件・神殿の秘密』に登場した『アオサギ型メカローバー・アーマーン』より

※解説
 アオサギをモチーフとした小型のメカローバー。見た目以上にコンパクトなメカで、室内の幅は、大人の肩幅2人分あるかどうかと思われる。
 動力は人力であるが、ある程度は自力で動ける模様(動力は不明)。本物の様に足を動かして移動可能なうえに、小さく格納した1基のプロペラで飛ぶ事も可能。或は、土壇場の改造で、機体側面のハッチを翼の様に羽ばたかせて飛翔する事も可能。
 このメカの最大の特徴は、伸縮可能な脚にあり、20m近くは確実に伸ばすことが可能な模様。加えて足の指も伸縮可能で、これで落とし穴のある床を強引に渡り歩く力技を見せている。
 また川の浅瀬であれば潜水して隠れる事も可能な模様。
 武装は特にないが、採掘された岩を嘴で加えて運ぶ程度の怪力は持ち合わせている。

 ナイル川にあるという宝を探していたゼロ卿一味は、アーマーンをナイル川の浅瀬に隠し、夜は潜水して隠れ、昼に浮上して活動していた。モンタナ達が調査の為に入り込んだ神殿出入り口を、嘴で砕石を運んで出入り口閉じ込めたものの、脱走される。
 地下神殿を見つけたモンタナ達を追うが、地下神殿の床一面に伏せられた落とし穴がゼロ卿を足止めさせるが、足の指を数倍に伸ばして足の接地面積を増やすことで強引に落とし穴を突破する荒業を見せた。嘴で床を破壊し、モンタナ達を落とし穴(ワニが漂う地下水)に貶め、宝の像を奪うと、背面から展開したプロペラで飛翔し、そのままプロメラを採掘機変わりに強引に天井を削り取って地上へ出た。
 プロペラが役に立たなくなったため、側面ハッチを翼代わりに使い、ナイル川へと出て着水。後は川の流れに任せて逃走する算段だった。
 ところが、そこへ脱出を果たしたモンタナが、川にあった水を組み上げる道具(テコの原理で丸太の切っ先に付けたバケツに水を汲む簡素な物)を使い、砲丸投げの如く遠心力でバケツの中に汲んだ泥を投げ飛ばした。それがゼロ卿達に命中し(側面ハッチを全開にしていたのも原因)、ニトロ博士が泥で視界を奪われたことから真正面から来たフェリー船と衝突。
 メカローバーはグシャグシャに大破、宝はフェリーの水車式推進器に引っかかって飛ばされてモンタナの手に落ちてしまった。

※名前の由来
古代エジプト神話に登場する、冥界の怪物『アメミット』のことを指す。

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2020-07-24 13:36:53 +0000