連休ではありますが、まとまった時間が無いー。皆さんは如何お過ごしですかー。
「おい黒子、そのチェックのスーツは一体どうしたのだよ?」
「ああ、これですか?赤司君に無理矢理着せられました」
「な、何だと!?」
「こんな攻めてる柄なんて僕には似合いませんし、物凄く高級な布地も困りますし‥‥正直脱ぎたいです」
「こここで脱いでは駄目だ!そうだな、俺の家がここからは近い!」
「ーーーそうは問屋が卸さないよ、緑間」
「出たな、赤司!!」
「ねえ黒子。男が服を贈る意味くらい知ってるんだろう?」
「ええっと、なんでしたか。確か、自分がそれを脱がせたいとかそういう?」
「解ってるならいいんだ」
「何も良く無いのだよ!?」
「ふふ、赤司君、そんなに心配しなくてもこのスーツは君には小さいです。確認するまでもありません」
「「は?」」
「僕の方が体格がショボい。そう言いたかったんですね?」
「‥‥違う、そうじゃないだろう。ちょっとどうなの、それってどうなの」
「さすが黒子だ。スルースキルがハンパないのだよ」
「あ、緑間君、このリップクリームいただいても良かったんですか?なんだかいつも申し訳ないです」
「ん?ああ、お前にやった物なのだから毎日使えばいい」
「ーー俺が貰う」
「え?」
「は?」
「俺がそのリップを貰うと言っているんだ」
「赤司ぃぃい!!」
「赤司君でも唇が荒れるんですか?ーー見る限り艶々ですけど」
「ま、まあね。今はツヤツヤしてるかもな。ーーじゃない!!黒子!」
「「あっ」」
「はははは。黒子が使ったリップは俺がもらい受けた!では京都に戻る!」
「‥‥ちょ、赤司君このスーツ返しますから待ってください!」
「赤司、リップをどうするつもりなのだよ!?」
「黒子、今度の休日はそのスーツを着て夕食にでも行こう!その時返してもらう事にするよ。じゃあまたね!」
「‥‥行っちゃいましたね」
「くっ、彼奴だけは油断ならないのだよ。二人で夕食などさせてたまるか。その後の展開があからさまだ」
「赤司君、リップくらい高級なの持ってそうですけどね」
「そういうこっちゃないのだよ」
( T_T)\(^-^ )
2020-07-24 13:05:11 +0000