【ポラリス】シャンテ【第1期】

和輝
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ポラリスの英雄歌(illust/80979654)に参加させて頂きます。

◇シャンテ
17歳/女/157cm
所属国:翠才国/総ポイント:20pt/運命数:1
国立魔導学園で魔術を学ぶ学生。
セイレーンでありその声には魔力が宿るが、先祖の犯した罪によって声を封じられている。
心から愛し合う相手には声が届くが本人は自力で封印を解くために猛勉強中。
完璧主義のきらいがあり、弱みを見せる事を嫌う。

◇スキル:封じられし魔歌
セイレーンが本来持っている魔力の宿る歌声。
生まれつき声が封印されているため魅了の力は今は誰にも届かない。

素敵なご縁を結ばせて頂きました!
白雨国 リシニ・パルシィさん(illust/82783668)
『羽をちょうだい』
そう言って最初から快く譲ってもらえるとは思ってなかったけど。
あまりにも素っ気なくあしらわれたことに腹が立った。
『なんでくれないのよ!石頭!ケチ!陰険眼鏡おじさん!』
『大神殿の敬虔なポラリス信徒が聞いて呆れるわね、女神様はかわいそうな女の子に救いの手を差し伸べる慈悲の心の美徳すらもあなたに教えて差し上げなかったのかしら!』
『私にはそれが必要なの!絶対諦めないんだから!』

そうやって大神殿に通い詰めるようになって幾らかの月日が経った頃。突然手渡された手のひらいっぱいの羽。
貰った羽は完全に封印を解くには至らなかったけれど、ざらざらと掠れた小さな声が、途切れとぎれに、けれど確かに紡がれるようになっていた。
大きな前進。逆に言えば、これ以上はもう羽の効果はない。
声のことだけを考えればもう訪ねていく意味もない――けれど。

『羽さえ渡せば終わりだとでも思った?お生憎様、私は借りを作るのが大っ嫌いなの』
『あの羽、あげたぶんだけ寿命も減っちゃうんでしょう。強請るような真似して悪かったわ』
『感謝してるわ。悪いとも思ってる。だから!とにかく!その分を返さなきゃ私の気がすまないのよ!』

そう書いた紙を叩きつけるようにして押しかけて。
口うるさいくせに意外と雑な彼の世話を勝手に焼くうちに、思うようになったことがある。

「……私の声が届く人が、リシニならいいのに」

ぽつりと呟いた、誰にも届くはずのない言葉。
背後から聞こえた物音に振り返ればとても驚いた顔の彼がいて、その意味を理解した私は彼以上に驚愕の表情を浮かべてしまったのだ。



……身体が重い。もう目も見えない。それでも、私を呼ぶ声と――赤ん坊の泣き声が、聞こえた。
ああ、ちゃんと産んであげられたんだ。それだけですべてが報われた気がした。
「リシニ…そこに、いる?ごめんね、私、もうダメみたい」
「シュロ、いいお兄ちゃんになってあげて。あなたは優しい子だから、きっと大丈夫」
「『フォルテ』…お母さんがいなくても大丈夫なくらい、強い子になってね」

「私、幸せだったわ。あなたに会えて、お母さんになれて、よかった。ほんとうよ」

急速に遠くなる意識の中で、どうか彼らが幸せでありますようにと、祈った。


◇婚姻について
国籍、種族年齢、運命数などを問わず相性重視でご縁を結ばせて頂ければと思っています。
関係性はどのようなものでも。

またその他既知関係もお気軽にお声掛け頂ければと。
ありがたくもメッセージを頂いた場合、即日~3日以内の返信を心がけますが、期間内に返信がない場合は再送して頂ければと思います。

何か不備などありましたら、お手数ですがご一報ください。

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2020-07-06 15:53:54 +0000