ポラリスの英雄歌【illust/80979654】にお邪魔させていただきます。
■名前:滝鶴
■年齢:123才
■性別:女
■身長:173cm
■所属国:白雨国
■総pt:20pt(精神3、攻撃1、技巧10、魔力1、幸運5)
■運命数:1
白雨国の民。
中性的でミステリアスな印象の大道芸人。
風任せの生活ができているのも女神の御蔭と思っているため、ポラリス教の信仰は厚い。
■鶴人について
祖先はタンチョウだったが、時代と共に別の種と混ざり多様化していった。
滝鶴の場合は人種の血が濃く空を飛ぶことは出来ないが、寿命が長く寒さに強い。筋肉が発達しているため、身体能力が高いことも特徴の一つ。
スキルとして芸(特技)の一芸に秀でるものも居る。
また、婚姻相手との絆を重要視する傾向が強い種族でもある。
■婚姻について
種族や国籍、運命数、年齢は問いません。
相性重視でご縁があればと考えております。
7/10
素敵なご縁を結ばせて頂きました。
クレン・ヴァクセンさん【illust/82718073】
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朦朧とする意識の中、気遣う様な男の声が聞こえる。どうやら怪我をした滝鶴を心配しているようだ。
顔は隠され見えない。けれどその物柔らかなテノールから、滝鶴は声の主の心優しさを感じた。それは不思議なほどに安堵を覚えるものだった。
「たすけてくれるの?…あなた優しいひとね」
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「ごめんください。…あ 居た。わたし滝鶴。この前たすけてもらったから…お礼持ってきた。入ってもいい?」
「今日も芸 見にきてくれた。お茶…?うん 行く。クレンの話 私とちがう考え方がきけて好きだから」
いつしか滝鶴は、彼と気心知れた仲となった。一言で表すなら『友人』だろうか。
仕事終わりにお茶を飲みながらあれこれと談笑する時間は、滝鶴にとって貴重なひと時だった。
今までに様々な話をしたが、中でも彼の一族についての話は記憶に新しい。
それまでは仕事一筋同士、似た所に立っていると感じていた。しかし、一族の掟を律儀に守る彼は、実際は滝鶴と少し違う所に居たようだ。滝鶴はいつしか、その違いに好奇心と好感を抱くようになっていた。
(この『好き』は、きっと友達とは違う)
「伴侶?…そう。クレンの一族は色んな掟があるのね。クレンは伴侶がほしいと思ってる?
………なら わたしは?」
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◻️ 運命数該当のため、キャプション編集しました(8/21)
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ガラン、と派手な音を立ててチャクラムが地面に転がった。
投げた輪を取り損ね、手から滑り落ちたのだと滝鶴は気付いた。
観客たちは演出か失敗か見分けが付かずにいるようで、滝鶴が次の言葉を紡ぐのを大人しく待っている。
―――違和感といえば、きっとこの時だった。
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いわゆる難病と言われるものなのだろう。
医者の伴侶が病に伏せるとは、なんて皮肉なことだと滝鶴は思う。
彼の角に咲く花だけが、痛み止めとして効果を発揮すると判ってからは、それが唯一の心の拠り所だった。
朦朧とする意識の中、布団から見上げた彼の表情は悲痛に溢れていた。
そういえば、初めて出会った時はこんな風には顔が見えなかったなと思い出す。
一方自分は、最初も最期もこんな弱った姿しか見せていないと気付き、滝鶴は心の中で苦笑する。
あの日の恩はいつになったら返せるのだろう。
もっと一緒に居れると思ってたのにな。
子どもたちを残していってごめんなさい。
だけど、素敵な毎日をありがとう。
「クレン ずっといれなくて ごめんね…」
―――あぁ しにたくない
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メッセージは即日~3日以内に返信いたします。
世代交代企画の参加は初めてのため至らない点もあるかと思いますが、最後まで楽しみたいと思っております。
よろしくお願いいたします。
~キャプション随時編集~
2020-06-30 15:00:43 +0000