女の子:別に何でもないよ。え、映画の余韻に浸ってさ、その……ぼんやりしてるだけだもん。
森本:そうカリカリすんなよ。要するにほら、あの、アレだよ……虚構(フィクション)と現実の区別がつかずに物を論じちまっちゃあ、創作の醍醐味も形無しだってことが言いたいんだよ。その……あんな狭苦しいダクトの中に人間が入れる訳がないとか、実際にあんな現象は科学的に不可能だとかよ、そういうこと言っちゃうとあの・・・なんか一気にファーッて無くなるだろ、ファーッと。
こんな不毛な議論を続ける二人はさっき観てきたホラー映画が思ったより怖くて、「今晩トイレで目が覚めたらイヤだな」なんて事を考えているのである。
//2年前、旅先の高知市内で見つけた映画館でたまたまやってた「レオン」のノーカット完全版は今にして思えば観ておけばよかったなと思います。どんだけマチルダ好きなんだよ、こばひろよ。
2020-06-06 09:09:03 +0000