【架空】高精度版セラコム車両手帳38:京神12000形更新車2

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■12000形1次車更新車(新塗装)
1993年、京神電車は新体制に移行し、京浜神奈川電気鉄道から京神高速鉄道へ社名を変更し、同時に大掛かりなCI更新が行われた。
車両の新塗装化は速やかに進められ、引退直前の元ロクサンである9000形までもが新塗装の対象となった。

新生京神発足と同時に、低調のまま推移していた観光特急にもてこ入れが入る事になる。
当時、他社と比較し、座席料金100円という低価格によって、新橋ー深見間で特急車一般席を利用するビジネスマンが増加しているという情報があり、その利用者数は休日の観光利用よりも本数が半分以下となる平日5日間の通勤利用が上回るという衝撃的な結果が明らかとなった。

このため、1994年初頭から通勤利用にのみ特化したビジネス特急「キャピタル」が登場する。
キャピタルは新橋ー白金・東神奈川ー深見の急行停車駅に停車し、その間は東扇島のみ停車する。

キャピタル用に改造された12000形1次車各編成は、大掛かりな改造が施された。
まず、通勤需要に対応する為編成は4連に短縮され、2編成併結で8連が組めるように変更。
座席定員を増加させるため、2両に1箇所あった化粧室を編成に1箇所に減らし、各車の扉数も1箇所に減少。
減少した分の扉は幅650mmから1000mmに変更し、乗降時間とのバランスを図った。
この他、編成増減に対応する為、号車札を幕化改造している。

1次車の新塗装は2次車の塗装と異なり正面のカラーリングを活かしたものとなっており、ファンからの人気はこちらの方が高かったとされる。
側面塗装は上下に繋がるターコイズのラインが印象的なもので、通勤車との親和性が高いカラーリングとなっていた。

キャピタルのロゴは首都圏通勤を意識したさわやかなカラーリングで、ロゴ全体で特急車の疾走感を表している。
このとき採用された空色と名称がその後のセラコム首都線(CP線)命名時に影響したとされる。

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2020-05-26 16:04:40 +0000