物理学者のフレデリック・カール・レアンと数学者のジャクリーヌ・フローレンス・レアンの間にパーストン・ファルーン・レアン誕生
ジェイディ・E・ローヤー
中学生の頃に人類の起源や昔の人々に興味を持つ。
高等学校で考古学者を志すが、父親の反感を買い家出をする。
ジェイディと同じイール帝立大学校にて住み込みで考古学者ナイジェル・スクロークスの手伝いをしながら考古学、文化人類学を学ぶ。
幼馴染のシャルロット・デュボアの手伝いを受けてテロワの遺跡を調査、石板に刻まれた文字から「失われた言語」とされていた古アイロフ語を解読、アイロフ語学に大きく貢献した。
スクロークス研究所を出て、シャルロットと同棲を始める。
北方諸語とエルフの言葉の関連性を発見、北方諸語がアイロフ語の枠組みから外されることとなった。
また、このときレアン家初の考古学者として学会に登壇する。
パーストン研究所を設立。考古学者「パーストン・ファルーン・フローレンス」として研究を続ける。
(フローレンスは母方の旧姓である。)
遺跡調査が成功、非常に貴重なランソワ王朝時代の銀細工や書物を多数発見する。
ツクェラ・ノレア島の研究調査許可が出され、「恐竜島調査班」の一人として出港する。
恐竜島へ渡航途中に遭難、行方不明となる。
パースが乗った船が出港して一カ月・・・。彼らが無事に到着してるなら、もう一週間前には船は戻ってくるはずなのに。
いつも本や論文でごったがえしになっているはずの研究室は、不自然なほどピカピカになっていた。
そういえば、パースは「俺は片付けが苦手だから・・・。」とか言って照れくさそうに研究室の鍵を渡してきたっけ・・・。
書物の山だらけの研究室の埃を払ったり、本をまとめて本棚に直したり、紅茶を淹れたり、それで彼が美味しいと言ってくれたり・・・。それがなくなるなんていうのはどうも淋しい。
本をまとめたり、書物を黄カビが生えないように手入れしたり、床にワックスをかけたりしているうちに研究室は隅から隅まできれいになってしまって、もう掃除するところがない。
これでパースが帰ってきたときには喜んでくれるかしら・・・。
彼が生きていないなんてことは分かってる。船が大破して、荒れ狂う南の海に落ちて・・・。きっとタイに食われて骨も残らない。そんなことは分かっているけど、でもどうしても・・・。
ある日、突然いつものように土だらけになって帰ってきそうな気がしてならない。それで、「どうしたんだこの部屋!?」とか言ったりして・・・。
私は彼との写真を眺めて、一カ月目で初めて涙をこぼしたのだった。
(生きてるんです☆生きてるんです☆パース☆ またまた雰囲気デストロイ。失礼をいたしました。予定より一日遅れですがちゃんと投稿させていただきました。パースのお手伝いさん、いやまあそれ以上の関係ではあるんですけれども、シャルロットのお話。私の世界観癖があるので質問ございましたら是非。以上作者こめんとでした。)
2020-05-24 12:24:46 +0000