(やとうちょう)
「闇夜の樹海」を始めとした、木々の生い茂る暗い場所に生息する鳥型モンスター。外敵の視界に移りにくくなるような体色で、完璧に暗闇に溶け込むことができる。完全なる夜行性で、昼は日の当たりにくい場所で生活しているようだ。死角から突如攻撃を仕掛けてきては、すぐに消え去り、外敵を襲撃する。大きな翼は強烈な風を巻き起こし、対象を吹き飛ばす。また、翼についている枯れ葉色の甲殻は非常に硬く、滑空攻撃などの際にも用いられる。多くのモンスターの中でも、ずば抜けて聴覚が発達しており、少しの物音も聞き逃さない。夜中の森林は、昼と比べてとても静かなので、気配を察知するとすぐに襲いに来る。しかし、聴覚が良すぎる点は逆に弱点にもなり、昼間活動しないのは、自身でも認知できないほどに大量の物音が耳に入るせいで、弱ってほとんど動けなくなってしまうという説があるからだ。シフロルは、風を使い攻撃するがシーカー側からすれば、風は攻撃に転用し難いため、工房が様々な案を出し、各地方で研究がおこなわれている。現時点で最も有力な案は「そもそも攻撃用として使わず、武具の空気抵抗を下げ、同時にシーカーの機動力を向上させる」というものである。一言にまとめれば、「機動力向上」なので、現時点で多くの試作品が作られている。
※「夜盗」と「盗聴」を合わせて「夜盗鳥」だよ。なかなかいいんじゃない?って自己満足してるよ。
2020-05-16 15:30:21 +0000