ベクターの「心」の話
以下 描いた人の戯言、妄言 (くそ長いので読みたい人だけ
愛の器にはみんなもともと容量がある
誰もがみんなそれを人に分け与え、そして受け取り、器の中身を満たして生きています
作中で誰かがベクターに言いました「そいつに心はない」と
果たしてそうでしょうか?
もともとベクターは心を持っていました
王子だった時様々な人から愛を受け取っていました
ですがドン千に利用された時から器はぼろぼろで中身もすっかり枯れてしまいました
そんなものを持っていても仕方がない
愛なんて別にいらないしなくても生きていける
だから捨ててしまおう
そう思ってその辺に捨ててしまったのだと思います
でも、遊馬がそれを拾って
自分が今までもらった愛をベクターに分け与えた(自分の器の中身が減ってしまうにもかかわらず)
というのがゼアルの話だったと私は思っています
「見つけることのできる者」と、「見つけてもらえた者」の話だったなと
傷は傷のままだし癒えることもないです
だからベクターの心は割れたままで性格もあんなままだけど
何度でも遊馬は器に愛を注ぐでしょう
だからきっとベクターはもう一度自らの心と向き合うことができるだろうな
そしていつか、そのもらった愛を遊馬に返せたらそれは素敵なことだと思います
などとユリ熊嵐を見ながら思いました
ユリ熊嵐とピングドラム大好きです
今年こそこの話を広げてこねくり回した漫画が描きたい
2020-05-06 11:56:11 +0000