ゾイドワイルドシリーズに登場する恐竜種の尾椎、特に血道弓の形状は多くの恐竜が持つ特徴と異なっている。
雑多ではあるが、デスレックスの尾椎を例に形状的特徴を記した。
多くの大型陸棲爬虫類、特にティラノサウルス科を包括する獣脚類では血道弓は正面(骨盤から尾椎を見る方向)から見ると、尾椎側面下部から下に伸びV字に合流する形状がほとんどである。
一方で、ゾイドワイルドシリーズに登場する恐竜種ゾイドはモチーフが獣脚類・竜脚形類どちらであるかに関わらず血道弓が下に向かって開いているハの字形状をしている
恐竜種ゾイドは他の虫種・動物種のゾイドよりも骨格を強調・露出した体躯であることから、通常の多くの生物の血道弓が担う「神経系・血管の保護」という役割よりもステゴサウルス科に見られるスパイクの様に武器・ディスプレイとしての役割が強かったのではないだろうか。
2020-04-24 05:55:23 +0000