【HD-NICTD02】こんなのが道路を走るんだぜ【301形】

古淵工機10@RSPI作者?

北インディアナ州通勤輸送公社301形:
サウスショアー線の輸送力増強用として北インディアナ州通勤輸送公社(NICTD=Northern Indiana Commuter Transportation District)が2008年より登場させたダブルデッカー方式の電車である。
本稿では便宜上「301形」と呼称しているが、現地での正式な形式は「EMU-4形」。
サウスショアー線は起点のシカゴ・ミレニアム駅(Chicago Millennium Station、旧・ランドルフ駅)から
シカゴ市内にある63番街駅(63rd Street Station)までメトラ(Metra)の電車線と直通運転しているが、
そこで使われている「ハイライナーⅡ」ことメトラ1201形と似通ったスタイルの車輌となっている。
製造メーカーは日本車輌である。

いわゆるギャラリーカーと呼ばれる形態の車輌で、出入口と貫通路は1階部分にあり、
2階はその上に座席と通路が設置されているが、中央部分は吹き抜け構造になっている。
このため2階座席の通路には転落防止用の柵が設置されている。
運転台も2階に位置しており、運転台の窓がかなり高い位置にあるのが特徴だ。

車体中央部の出入口はメトラ1201形では片開ドアを2枚並べただけであるが、本形式では両開式となっており
スムーズな乗降ができるようになっている。パンタグラフのある車端部側にも出入口があるが、
こちらは高床・低床ホーム両用の出入口で、併用軌道上ではこちらのドアのみを取り扱うため、
車外に車掌が操作するドアスイッチが設けられている。なお、この出入口側には運転台はない。

301~314号の14両が運行されている。

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2020-04-22 13:10:52 +0000