「あまり無茶はなさいませんよう」
「ご心配をおかけしたようで…ありがとうございます」
アザラク→インカース(延齢草)
インカース→アザラク(クチナシ)
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「あら、どうしたのそのお飾り」
ノックの返事も待たず、部屋に入ってくるなり、エレクトラムが驚いた声を上げる。
目の前の竜が、金以外のお飾りを角に乗せているところを初めて見たのだ。
竜易船団の中で古株でも、その竜が生きたほんの一部しか知らないエレクトラムだが、黄金を操る腕を見込まれて雇われた身である以上、竜の、アザラクの持っている装飾品は一通り把握している。
それはもう、黄金しか持っていなかった。
徹底して金。色味といえば宝石。
さすが黄金竜とあだ名されるだけはあると、笑ったものだ。
「えへへ、可愛いでしょ。インカースさんに頂いたんです。大口契約のお祝いだそうで」
「今の服には少々可愛すぎますけどね」
ひょこっとエレクトラムの肩から顔を出した桃色の毛玉、この頃はまだ馴染みの店でお針子をしていたオウシュが言う。
アザラクはわかってますとも。と、頷きながら指をたてて
「だぁから、似合う服を仕立てていただこうと、お呼びしたんですよ」
ほう。と改めてお飾りに注目するオウシュ。
やる気が出たのか、耳と尻尾がぴんと上向きに揺れている。
「じゃぁアタシはそれに合わせた髪飾りとメガネのフレームかしら?」
「はい」
そんな話をしたのは、もう十数年前の事だ。
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以前お飾りをいただいておりまして(illust/80274329)
ネモフィラ(花言葉:どこでも成功)
弊社、竜易船団(illust/78999283)は華潮宴(illust/80796450)にて招待状の流通や配送の手配、マーケットなどで出店をお手伝いしております。どうぞ楽しんでいってくださいね。
怪我のお見舞いと宴会にログイン(๑`3´)ノ
アザラクの衣装は泡魚テロでポンポン変わるので、お好きな格好で描いて頂いて構いません。
すっかり弊社の業務に無くてはならないインクを作って頂いているインク屋さん。
インカースさん>illust/79115371
華潮宴のすがた>illust/80802392
アザラク>illust/79311854
2020-04-19 21:16:40 +0000