小田急電鉄5000形(Ⅱ):
2019年登場。小田急としては4000形Ⅱ(illust/23887199)以来12年ぶりの新型通勤電車であり、
2000形Ⅱ(illust/40732454)以来24年ぶりの幅広通勤電車である。
車体は1000形(illust/20550412)以来続いてきたオールステンレス製で、
製造は総合車両製作所(J-TREC)および川崎重工車両カンパニー部が担当した。
車内は暖色系の明るいトーンでまとめられ、オレンジ色の座席はモケットを改良して柔らかいものとした。
これは乗客からの「小田急の座席は堅い」という声を反映したものである。
また、座席の袖仕切りも大型のガラス製となり、開放的な室内になっているのが特徴だ。
車両の運転台は非貫通タイプであるが、小田急の通勤型電車としては初めて前面部分の窓が大型の1枚ガラスとなっている。
前頭部分は流線型となっており、さらに灯具類の配置がかなり特徴的。
中央の帯状の部分が標識灯となっており、先頭になるときは白色、後尾になるときは赤色に点灯する。
その両脇にはLEDヘッドランプが備わっている。
ラインは小田急通勤車の新しいシンボルカラーであるインペリアルブルーに、アズールブルーのピンストライプを添えた
爽やかなものとしているほか、ホームドア越しに駅係員が車両番号を確認できるよう、
小田急の車輌としては初めて車体側面上部に番号を表記している。
2019年3月より営業運転を開始。最終的には10連6本の計60両が出揃う予定。
2020-04-05 12:26:31 +0000