親友とともに流れ着いたこの恐竜島。
はじめはワクワクしていたけど、死んでしまった仲間たちのことを考えると心が痛む。
乗ってきた船も木端微塵、もしかしたらこの島に骨を埋めることになるかもしれない。
故郷のあの暖かい風、葡萄酒の香り、固焼きパンをかじる音、それらが二度と感じられないと思うと、目頭が熱くなる。
しかし今は親友がいる。これまで一緒に苦楽を共にした親友がいる。きっとこれも乗り越えられるはずだ・・・。
島の綺麗な夕焼けに、一人たそがれるパースであった。
2020-03-30 01:02:13 +0000