前に二人はわたしに謝った
余計な事を口走ったと
止めるために頭を叩いてしまったと
わたしはちっとも怒ってない
ちっとも嫌ではなかった
【————】は確かにわたしが呼ばれたくない名前
人に刻まれた呪詛の証
人に奪われた未来の証
でもあの時わたしはヒトの温かさを見た
呪詛をこの世に振りまく悪鬼でも
何もかも焼き尽くしてしまう炎でも
あなたたちはわたしをわたしと言ってくれた
泣いてるわたしに灯りをともしてくれた
だから2人には暖かい光を
夜に想い夜明けを掴みとる事を目指した2人に暖かい炎を
もう、夜の彼は帰ってこないけど
それでもあなたのそばにいる
◆お借りしましたトワイさん&ノクトさん【illust/78957398】
2020-03-28 10:04:27 +0000