「ふふふ、素敵、とても素敵だわ。たくさんの魂が輝いてて、眩しいくらいの物語を創りあげてる。流石にこれだけ多いと私の分身を全部飛ばしても足りないわね。」
「あら、あの黒に緑の髪の子は……そう、思い出したのね。そう、それが貴方の選択よ。貴方達は運命を一度しか選択できない。その選択の果てに何が待ってるのか、最期まで見守ってるわよ。」
「あそこを跳んでる…いや飛んでるのは、私を邪険にしてくれた青い鳥の子かしら。ふふふ、ついに貴方も巣から飛び立つのね。私がからかってあげるまでもなかったみたいね、とっても素敵よ。」
「時の歯車の軋みを感じる。あの黒くて可愛らしい子ね。ふふふ、普通なら使い過ぎないよう節約する所なのに、貴方が選んだのはその逆。本当にそうね。なんて、美しくて、尊い物語なのかしら。」
「わあ、黄金の鎧の彼、宇宙まるごとぶつけるぐらいの力を感じるわね。ふふふ、これがヒトの意思が生み出した力なのね。ふふふ、素敵、素敵だわ。私も囲うのは好きじゃないわ。気が合うわね。」
「あら、錬金術の坊やは倒れて……いや、魂の炎はまだまだ強く燃え盛ってるわね。きっと強い意思の下の事だわ。私の誘惑を退けて進む道の先、楽しみに待ってるわね。」
「大きな腕が見える。運命に翻弄された海賊の彼と、弟かしら?親かしら?、彼らの魂の輝きは凄く澄んでいて綺麗だったわね。あえて名前は呼んであげない。それは私の役目ではないもの。」
「たくさんの機兵達……赤い鎧かしら? ええ、そうよ、約束を律儀に守るのは悪魔のする事だもの、神は自分の考えを押し付ける物だわ。縋るのではなく、超えなさい。それが貴方の答えで、貴方の力よ。」
「魂がからっぽだった彼も、今の私にはとても綺麗なもので満たされてる様にも感じるわ。また今度、躯だけだった彼を終わらせてくれたお礼もしなきゃね。」
「あら、音の彼、神様にしてはずいぶんとヒトに肩入れするじゃない。とても人が好きな神様なのね。音の神だけあって、心地よい素敵な音色ね。貴方もまた輝く魂なのかもしれないわね。」
「あのしろがねと炎の子たちは……私の口から語るべきではないわね。ふふふ。」
「そうね、私は何をしようかしら。解放された魂達が、もう二度とあんな時を守らない無粋な子の手に渡らない様、迎えに行ってあげようかしらね。あっちのご同業も忙しいみたいだし。」
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追いたい話が多すぎて回収し切れねえ!!!!皆凄すぎんだよ!!!ありがとうございます!!
ナラスタエル描いてくれた人がいっぱいいてお礼したいのに手が足りないようちくしょう!!!後でなんかしらお礼すっからな!!!覚えてろ!!
ナラスタエルは、皆が戦闘で討伐した悪児鬼や門の一族の成れ果ての死骸を処分して、解放された魂をお迎えに行ってます。(現団員と関わりの深い旧団員の魂もいくつかあると思いますが、勝手にあの世へ送ったりはまだしないので、この後も旧団員の魂の描写をしてくれて大丈夫です。躯も魂もギムレの好き勝手にされないよう対処と確保をしておくだけです。)
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クライマックスでも平常運転の死神:illust/78965835
2020-03-28 01:10:05 +0000