◇pixivファンタジアAOS『illust/78509907』
―――あの時、自分はどんな顔をしていたのか。
怒っていいのか悲しんでいいのか分からなくて、ただただ声を荒げてしまった。
ポワ達にとっての『ねがいごと』はオモいもの。
例えそれが種の"在り方"であったとしても、
それを幼いあの子に背負わせることは許せなかった。
あの子の命を、あの子が生きることを、幸せを願ったヒトがいるのを知っているから。
命を絶やさない為に レスを想うポワの優しさを ワタシは。
感情に押しつぶされそうで苦しくて、
ああ、きっと今もさっきと同じ顔をしているのだと―――
コツン と頭に何かが当たった。
レスの板だ。
話すこともできないからと紙と一緒に渡した何の変哲もない木の板。
どれほどの日々が過ぎても上達しない文字。
ぎこちない言葉遣い。
[ぽわ わるくない]
[あしえっと も]
[わるいのは]
―お前を残して死んだ俺だ―
途切れた文字に続いたのは頭の中に響いた言葉。
ハッと顔を上げた時には もう 誰もいなかった。
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こちら(illust/80360378)でポワちゃんが離れて→謝りにくる前後。
◇Q.どうしたの? A.記憶が戻って、一応半魔だったんでテレパシー的なやつが使えるようになった。
◇お借りしました。
お前だけポワちゃん(illust/79205104)
レヴァ君(illust/79218605)
◇店長とレスと鍋(illust/79027341)
2020-03-27 13:58:37 +0000