✵pixivファンタジア Age of Starlight【illust/78509907】
描きたいものが大渋滞してました。ほとんどファンアートです!
素敵な非公式イベント【illust/80152808】【illust/80272197】に参加させていただきます。
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空の上から見る大地。
見慣れたはずのそれは、どこか懐かしくも見える。
「まさか、本当に飛ぶなんて」
思わず苦笑してしまう。昔言った出任せが、現実になってしまった。
今のクオルギアは海を越え、空をも駆ける皆のホームだ。
祭りで賑わう広場を眺めつつ、ふと見上げると、キラキラ瞬くものが目に入る。
手を伸ばすと届く距離だ。惹かれるようにそれを掴んだ。
(これは、何?)
手のひらに収まったそれは、星。手が届く距離にある星なんて、聞いたことがない。
星としか言えない見た目だが、何なのかさっぱり分からない。それに、どこか見覚えの
あるような、ないような、不思議な光を放つ星だった。
──きれいな空ね。
見ていると、懐かしい声が聞こえた気がした。
懐かしい? そんなことあるのだろうか。アタシは昔のこと、全然覚えていないのに。
──突然何なの?
──あたしね、空、好きよ。
気づくと涙がこぼれていた。
──空は自由な場所。どこにだっていける。ね、そんな気がしてこない?
(……どこにだって、行ける)
どこにいるとも知れぬ誰か。一面の青の、それより前に会った誰か。
どこにだって行けるのなら、また会えるのだろうか。
(……いいえ、会えるはずもないわ)
思い出せないのに、それだけは確信できたのが、辛かった。
青い青い空と海。その向こうの過去が、またアタシを呼んでいる。
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✵"ヒ"の記憶について
未だに記憶らしい記憶は戻りませんが、ふとした拍子に誰かの声(会話)を思い出すようです。
一緒にいた誰かなのは薄々感じています。思い出すとなんか寂しくなる。
この後過去にも少~し触れたいですが、期間内に出せる自信がないのでアフター投稿かもしれません…
最終章の間はぼんやりしていることが少し増えます。
✵お借りしました
角笛のトライエコーズさん【illust/78952897】
流転竜宮クオルギア・最終形態【illust/80208278】
ロゴ【illust/78962445】
非公式イベント
最後なら君にもう一度【illust/80152808】
竜宮アイテムフェスタ【illust/80272197】
✵寂しくなる時もある【illust/79109887】
不備その他問題等ありましたらご連絡下さい。(キャプション随時更新)
2020-03-24 16:34:15 +0000