赤い石。ギルドマスターの石。
けれど、今目の前にいるのは知らない人。
周りには人のような鉱石の群れが、自分に向けて刃を向け、突き刺そうとしている。
どうやら、目の前の巨大な人に操られているようだった。
……じゃあ、あれは、敵?
こわい。とても、怖い。
ギルドマスターはどこ?あれは何?自分は今どうなっている?
わからない。でも、いくつか分かることはある。
今の身体は、周りの鉱石の刃くらいは弾ける硬さがあること。
今の腕は、鉱石の人も軽々と持ち上げて砕けるほど力があること。
今の叫びは――岩を、鉱石を、振動させて自壊させられるほどの力があること。
……皮肉にも、呪いが、僕に力をくれていること。
だから、精一杯咆え続けてやる。
腕を振り回して、踏み潰して、抗い続けてやる。
――そうすれば、そのうち……帰れるよね?
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クーの方思いついたのでログインかつこちら【illust/80252304】に参戦!
女神様でかすぎて正直直接ダメージ入るか怪しいので、敵陣全域に持続ダメージ(振動破砕タイプの咆哮)と物理攻撃で大暴れします。ガオー!
(獣魔竜が暴れると本当に危険だったから“邪竜”なんて呼ばれたのかもしれない)
まだちゃんと周囲が見えていないクー【illust/80152073】
2020-03-23 15:49:03 +0000