※最後のほうにお知らせがありますので、もし追って下さっている方がいらっしゃいましたら軽くご覧頂けますと幸いです。
凪いだ北風
大穴を囲む氷牙平原側の山脈付近、洞窟の割れ目にある流れずの滝にひっそりと存在。
刻と共に流れる道を捨て、凍った滝の中で永久の停滞を選んだ北風。
氷壁は非常に分厚く、割って取り出すことはできないが言葉を交わすことはできる。
訪れた者の心は不思議と凪いで落ちつくのだという。
凍りついた滝に身を埋める風は言う。
「日に日に空へ近付いていくのが分かり、ある日怖くなってしまった。
もしかして空へ至る道は所謂、人間達の言う「死」に等しいものではないかと。
影も形も、記憶も残らないのではないか?
君らは空になった仲間の顔や名前を覚えているか?
僕らは思い出せないんだ。
だから僕らは吹くのを止めた。
こうして片割れと二人、凍りついた滝の中から毎日、仲間が吹き抜けていくのを眺めるばかりだ。
だがそれでいい。現状で満足さ。
絶対に空にならなきゃいけないわけじゃない。風は元来自由なものなんだ。
どんな結末を選んだって責められる謂われなんてないだろう?」
一人しか空になれないならその時は君に譲ります、ってノクトワールは言うけど……
そうだよね。まだどっちかしか空になれないなんて決まった訳じゃないよね。
朝と夜の境目に近づいても、心は揺らがない。
右上のやつ:蝶鳥 illust/80099639
サンブランシャ(昼)/ノクトワール(夜) illust/79253848
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大事なお知らせ
●最終章からすべての加算ポイントを二倍にします。
●昼/夜ともに目の色・羽や毛の先端が少し紫っぽくなります。
○私事になりますが、中の人のリアル体調がシャレにならない感じになってきたので作業時間と閲覧時間が大幅に減ります。
倒れたわけではないので入院はしないと思いますが、万が一消えたら察してやって下さい。
何とか完走できるよう&閲覧+いいねの努力はしますが、今までのようにbkm等が思うようできなくなる可能性が高いです(今年は既にちゃんとできてなくてぼろぼろですが……)
自分のような有象無象の取るに足らない1ポチとはいえ、特に終盤は減りがちで描き手側のモチベを支えられるbkmを疎かにしてしまうのは個人的には大変心苦しくてなりませんが、何卒ご容赦下さい。
※今回はID判定ポイント制で【昼>夜、夜>昼、同率】でEDが変わります。(予定)
投稿ID末尾 奇数:昼 偶数:夜 とし、投稿時間末尾の数を昼夜判定ポイントに加算。
もし奇跡的に他人に書いていただいた場合はIDではなく昼、夜の見た目かどうかで判断し、それぞれ一枚につき+2ポイント加算します。(最終章終了まで)
ID末尾2=偶数=+時間末尾9 ×2 =18
現在22:夜43
(逆転できる要素あった方が面白いかなって思って倍にした途端にクリティカルを引いてしまった)
そこまで大した分岐ではないので気楽にいきます。
企画元様:最終章 星明かりの時代【pixivファンタジアAOS】 illust/80189319
2020-03-20 13:19:16 +0000