MKNK「少し付き合え。」
兜海老卿の死illust/80199915を聞いたルェンザインはラドレイフにそれだけいうと、彼を連れ立って海へ繰り出した。
しばしの潜水航行ののち、浮上した先には流したはずの墓標。
甲板に出てきた伝達人形が縁に立つと、ラドレイフに酒を勧め、自身も古めかしい年代物の酒瓶の栓を開ける。
「これは俺の持ってる酒の中でも上物だ。弔い酒で持ってきたが、全部はやらん。
卿が抜けたせいで明日から俺の荷運び仕事が増えるからだ。文句があるなら海の底から戻ってこい。」
墓標に向かってこれ見よがしに酒瓶を見せつければ、その場で一気に半分ほど煽る。
そして中身が半分になった酒瓶を墓標目掛けて投げ込んだ。
「まったく、こういうことはこれっきりにしてくれ。繰り返されると俺の酒が無くなる。」
そうぼやくと普段口数が多い方ではないルェンザインにしては珍しく、
ラドレイフ相手に珍しく卿との思い出話を夜更けまで語り明かした。
…………………………………………………………………………………………
竜壁での威力偵察を行った決死隊novel/12384409メンバーだったことや、
はがね人と人型起重機ということで大型荷物の運搬illust/79224446などで顔を合わせることが多かったことから
ルェンザインなりに思うところあったようです。
やはり決死隊メンバーで同行したり、酒の魚の一件以来親しくして頂いているラドレイフさんにお付き合いをお願いしました。
…………………………………………………………………………………………
■お借りしました！(敬称略・順不同)
兜海老卿&ディクラヌルス号illust/79005288 海洋学者ラドレイフillust/79216865
ハイペリア帝国防寒着illust/79883459
■My character 大酒飲みのルェンザインillust/79024957
◆企画元pixivファンタジア Age of Starlight illust/78509907 最終章illust/80189319
2020-03-20 10:30:18 +0000