十二の星光石を取り合う競争が終わり、原初の星光石なる巨大な石を巡って三国三つ巴の戦が始まる。
ラクハナダの本質は戦闘に特化した戦闘部隊。我こそはと武勲を立てようと躍起になる子らを、若いなぁなんて横目で見て通り過ぎ、夜の見張りの定位置であるマストの上で月光浴に勤しむ。
今回ばかりは前線に出ることになったが、そうなると本来の仕事である怪我人の運搬が出来なくなる。
まぁ別に、誰が死のうが興味は無いのだが、昔から付き合いのある子らは誰かの死に敏感だから、それなら何かした方がいいのかしら。どうしたものかと考えを巡らせる。
(そもそも怪我人がいなきゃ僕が運ぶ必要ないな?)
ならば善は急げと言わんばかりに、マストから飛び降りて隊員達の元へと歩みを進める。
ちょっとばかし大盤振る舞いしちゃおうかな、なんて昔好きだった歌を声が出ないながらも口ずさむ。
▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽
全隊員にハグして周ります。ハグされた隊員には〖魔力の膜〗が張られます。いわゆる防御バフ
〖魔力の膜〗
アーシーの魔力で作られた、防御特化の全身を覆う膜。腕を落とすほどの攻撃をかなり深めの切り傷くらいにする程度。相手の攻撃の重さによって発動する回数が変わるが大体2〜3回ほど。判定ガバガバなのでデコピンやハイタッチでも発動する(この場合は発動回数にカウントされない)
発動すると薄らと桃色になり、発動する瞬間のみ視認することが出来る。
△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△
アーシーおじいちゃん【 illust/79406803 】
↳三章、最終章衣装【 illust/79958532 】
2020-03-19 03:02:56 +0000