鏡面の隙間から染み出てきた闇にクワトロもろとも取り込まれようという時だった。
「ねえあなた!この子をちょっとお願いね!」
いうなり僕は空中に放り出され、一拍遅れて青白い光が目を灼いた。
視界が戻った時には僕は見覚えのある男に荷物のように運ばれていて、視線の先にはクワトロが顔の右半分と右腕を破壊されて膝をつこうとするところだった。
そのさらに先では三角形のゴーレムのようなものがいくつか浮いているのが見える。
黒い靄は先ほどの一撃ですっかり焼き尽くされたのか、それこそ影も形も見当たらなかった。
僕たちを攻撃したのは、あの三角形だろう。
僕の人形にこんなに容易く損壊を与えるなんていったいどんな出力をしているんだ!?
「おい!インカース放せ!!」
「舌を噛むからおとなしくしていなさい。ところで君、ちゃんと食べてるの?こんなに細い体して…」
「あなたには言われたくない!!!!!!!!!」
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おかりしました
インカースさん【illust/79115371】
なぜにちょうどよくそこにいらしたのとか時系列とかもろもろあまり考えて描いていません。
なんならほとんどファンアートですインカースさんめちゃくちゃ描きたかったんだよろしくお願いいたします。
合言葉はパラレルだよ。いいね。
アディとクワトロ(まだ生きております)【illust/79407516】
2020-03-15 13:37:53 +0000