「本国でのんびり留守番羽伸ばし~のつもりだったのに」
「単身突っ込んで行方不明なった挙句サバイバルして生還とか、陛下も大概タフですねぇ」
「オッサンは案外繊細な生き物なの!優しくしてほしいな!」
「胃が痛いんなら白湯にしときな、冷やすんじゃないぞ」
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名前/アーディン、性別/男、年齢/42、身長/180㎝
一人称/俺・オッサン・公的な場所では私、二人称/お前さん、目上の人には貴方、アドルフォ隊長は「隊長」と呼ぶ
新大陸遠征において最初は本国留守番組だったが、応援要請を受けてやってくることになったおじさん騎士。
元は辺境に暮らす一族の出身で、身分がそんな高くない上に本人も出世欲が無いため歳はいっててもそんな偉くない。そろそろ引退も考えてるがタイミングを逃し続けている。
何かとルベルト王に振り回され胃を痛める同僚の面倒を見てるうちに、胃に優しい薬草やスープの作り方まで覚えた。騎士なのに何やってるんだろう俺。
主に長槍を上空から振るったり投擲もして戦うが、本人の一番の武器は強い脚力である。
敵が槍に気を取られた隙に、鉄板仕込みのブーツで蹴りを叩き込むフェイント戦法を好む。
汚いと言われようが勝って生きなきゃ意味がないとは本人段。
かつては故郷に妻子がいた。
しかし自分が王都へ出稼ぎに出てる間、賊の襲撃に遭って妻は死に、幼い娘は行方知れずとなった。
奴隷としてどこぞへ売られたのではと方々手を尽くしたが、手がかりすら見つからなかった。
今はもう半ば諦めているが、彼の首元には今も妻と交換した指輪と、娘が生まれた時の青い羽毛が入ったロケットが提げられている。
彼の一族───クアバ族は基本が黒の翼に、少しの青い羽根を持って生まれてくる。
いつしか『青い羽根が多いほど縁起がいい』『青い羽根が多い者は幸運をもたらす』などと言われるようになった。
───そんな、根拠もない馬鹿げた話の為に故郷は襲われて、自分は何も守れやしなかった。
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天穹騎士【illust/79547940】にお邪魔します!緩い感じの投げ槍足癖ワルおじさんです。
不備、問題等あればご連絡ください。
2020-03-15 12:44:27 +0000