「クリオメル、君の好奇心と行動力は評価する。ただ…君は学者と呼ぶにはどうも"研究"が疎かじゃないか?」
「見るだけで学者にはなれない。君の研究はただ見てるだけだ」
全ての生命を喰らわんとする異形を前に、クリオメルは昔の事を思い出していた。
実際彼女の研究はラボに篭り変化を観察することより新たな種を発見する方が主である。
"探検家"紛いな行動をする彼女が"学者"を名乗ることを嫌う人ももちろんいた。
「君は"見る"才能は一級だな」
そう皮肉を言う人も後を経たなかった。
(それでも)
「…それでも私は見たい。知りたい」
---武器をそっと構え、異形を見据える。
「見る才能があるっていうなら、存分に活かしてみせる」
「見抜いてみせる」
---お前の弱点を。
武器が振り下ろされると同時に、大地が裂けるほどの轟音が鳴り響いた。
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こちら【illust/80126499】
の流れをお借りています。共闘ありがとうございます!
クリオメルは自分の研究スタイル(フィールドワーク中心で実験に消極的)をめちゃめちゃ言われた過去があったり。
言われたところでこのスタイル辞めないけどなワハハ!という感じで新大陸ライフ頑張ってます。
Q.なんで今思い出したの?
A.ランブレンさんの目になると意気込んだらそういや見ることをバカにされたな〜くらいです。隙あらばうちの子ファンタジア
お借りしました!
ランブレンさん【illust/78996820】
2020-03-15 10:25:09 +0000