しろめし映る少年はおかしく笑う。そして自分にしか知らないはずのお伽話を語りだした
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「昔々
名もなき二つの国が長き戦をしていた頃
ある晴れた日に一人の少年は一匹の竜と出逢った
少年は空を舞う美しい竜の姿に恋焦がれ
まるで女神のようだと述べた
けれど竜は己自身を女神ではない
少年に伝えました
そんなことを言っては女神さまに怒られますよ
竜に悟られ少年は焦りました。けれど
ここで出逢ったことを互い秘密にしようと
竜は提案してくれました
しかし少年は無礼にもそれはあなたが悪い人だから？と
つい口を滑らせてしまいました
竜は怒りません
幼子の瞳というのは時折、全てを見透かしている
不安に駆られるようだとやさしく微笑んだのです
『ですがあなたの瞳は空の様で』
『わたしは 好き』
二人だけの秘密を携えた少年は、ずっと竜のことを
忘れようとはしませんでした」
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鏡の迷宮を看破せよ【illust/79917343】に参加させて頂きます。
鏡に映る少年【illust/79707075】は過去の自分でしたとさ
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繋がり【illust/79583306】より一部拝借いたしました。
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カンム/ロキ【illust/79879091】
鏡の迷宮を看破せよ【illust/79917343】
2020-03-15 05:56:39 +0000