コピーキャットも愚直に道を歩き続ければ
いずれ「気付き」に出会う瞬間がある。
崩れゆく迷宮の中でその虚像と対峙する。
正面からにゃんにゃんマンを見つめる時、
仁ゃん仁ゃんマソの目に入るのは
彼の表の面と、彼が肩越しに残してきた、いわば【過去】だ。
だが、そこからは
にゃんにゃんマンの本当の背中を見ることはできない。
にゃんにゃんマンが得ようとしたもの
気づいたこと、乗り越えた葛藤、いまだ乗り越えざるもの。
彼の影、マスクの内側、あらゆる
「正面」から見えないものを
仁ゃん仁ゃんマソは知らない。
いや、どんな人間にも知りようがないのだ。
そして、その誰にも触れられない場所にこそ
にゃんにゃんマンという戦士の根幹がある……。
その瞬間、彼の中で全てのカケラが揃った。
仁ゃん仁ゃんマソは
神官戦士としての「光」を得た。
それは、
にゃんにゃんマンと向かい合うのではなく
にゃんにゃんマンと同じ側に立ち
さらにその先を目指すこと。
自分だけの【未来】を……見ようとすること!
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黄金の戦猫にゃんにゃんマン【illust/78994708】
その戦いによって、仁ゃん仁ゃんマソに
ル・チャという道筋を与えた人物。
模倣すべき憧れから、超えるべき先人となった。
“毒蛇”エル・イホ・デル・にょろにょろ【illust/79034026】
同じにゃんにゃんマンを崇敬するもの同士だが
未熟な仁ゃん仁ゃんマソに対し、うわべだけの模倣者であると見破り
完膚なきまでに叩きのめしている。【illust/79367878】
あいにく、口下手なにょろにょろの真意を汲むことはできなかったが
「もしもにゃんにゃんマンなら彼とどう戦ったか」
という分析を、今も続けている。次は「オレならどう戦うか」になるだろう。
エコ爺【illust/79107128】
後進の戦士達を育てる老神父。
新大陸への出立前、最後のアドバイスを請うために向かった彼に対し、
老神父はただいつも通りの笑顔で手料理を振る舞った。【illust/79390054】
まるで新大陸そのものが、ひとつの大きな興行で
あるかのように。
蜿蜒のユウガラ【illust/79181695】
持ち前の面倒見の良さから、たよりなさげな
仁ゃん仁ゃんマソを応援している。【illust/79875169】
地鎮祭という霊的な力の強い場所で
水の妖である彼の声援を受けたことが
後に思わぬ影響を与えることとなった。
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仁ゃん仁ゃんマソ【illust/79361535】はもういない。
※本投稿は3章に間に合わなかったため、後から差し替えをしました。
2020-03-14 15:03:16 +0000