~魔導人形師アイゼア・星明りの大陸北部にて~
愛娘【illust/79202892】をかの神域【illust/78953150】から連れ帰り、漸く訪れることの出来た約束の場所。
連絡を受け辿り着いた先では、取引相手の鉱石学者【illust/79460287】が我が祖国アステラが誇る採掘社【illust/78953869】を相手に子供のようなはしゃぎっぷりでほほえましい限り。
ユラテは採掘社のお偉いさん二人【illust/78954042】【illust/78954164】に同行していた狼くん【illust/78955017】に興味津々みたい。その一方でカラスっぽい彼【illust/79007202】はユラテに……というよりむしろ、彼女が連れている宝石の使い魔の方に興味津々のようね?
可愛い娘が誰かと仲良くしている姿は実に目の保養だけれど、今は目の前のお仕事に専念しましょう。何せアタシは今から、魔女を倒すための“切り札”を得るのだから……
「忙しいでしょうにわざわざ時間を作ってくれた事、心から感謝するわ。早速だけれど……アナタが竜星島で発見したっていう“例の鉱石”を頂戴。勿論それ相応の代金もしっかり用意してあるわ。それとトレードでいきましょう。遠慮は無用よ? これは“必要経費”なんだから」
そしてアタシが“代金”を差し出すと、少し離れた場所から様子を伺っていた採掘社の面々が揃って目を丸くしながらこちらへやってきた。どうやらこの“代金”は、目の肥えた彼らにとっても余程価値のあるものらしい。
「あら? アナタ達も欲しいの? でもごめんなさい。それは出来ないわ。どうしても石が欲しいとおっしゃるのなら、代わりに別の石を差し上げるわ。今回のところはそれで妥協してもらえるかしら?」
そしてアタシは、一人ぽつんと取り残されていた愛娘に向かいそっと微笑みかけた。
「ユラテ――――歌ってくれる?」
◆こちら【illust/79958557】のやりとりがあまりにも可愛すぎて乱入させて頂きました(ホルンフェルスの皆さんが迷子捜索に向かう直前くらいの時系列ということで何とか……)
“雷鳴の魔女”攻略の切り札として電光石(エクレライト)【illust/79591327】を購入。2頁目はアイゼアが用意した“代金”と、ホルンフェルスの皆様へご挨拶代わりに押しtお渡しした贈り物の補足になります。
※お借りした皆様の行動を制限するものではございません。
不都合ございましたらパラレルスルーでお願いいたします。
間違い等ございましたらお手数ですがご一報いただけますと助かります。
◆お借りしました
エドガーさん【illust/79460287】
どうしても一度お会いしたかった&突然の知り合いムーヴ大変失礼いたしました
バサルトさん【illust/78954042】
トゥファさん【illust/78954164】
ジャンゴさん【illust/78955017】 畏れ多くもモフモフさせていただきました……モフモフ……
ナナギさん【illust/79007202】
◇アイテム
電光石(エクレライト)【illust/79591327】
ユラテ【illust/79202892】
アイゼア【illust/79583848】
◆第三章参加方針(ユラテとアイゼア): 氷壁の神殿【赤】
◆企画元【illust/78509907】
所属国:アステラ【illust/78510023】
「それじゃあ用は済んだことだし、アタシ達はここで失礼するわね」
「それでは皆さんごきげんよう――――縁があったら、また会えるといいわね?」
なあんて。アタシ今、少しだけ嘘を吐いたわ。
本当はアナタ達と再会できるだなんて、これっぽっちも思っていないもの。
だって、アタシの“身体”は、もう――――
2020-03-14 14:05:26 +0000