【君に逢い】星深櫻【探し人】

夢境
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「やっと会えた!運命の人!」「俺と結婚しよう!!」
「…えっ何?結婚はいきなりすぎ?ウーン…そうか」

「わかった!では付き合いを前提に結婚しよう!!」


君に/逢いたいillust/79337896

◆星深 櫻(ほしみ さくら)

男/27歳/178cm/探し人/警察官
一人称:俺 二人称:お前、君

自称、運命の赤い糸が見える男。
あるときふっと自分の小指に赤い糸がかけられていることに気づき、
「自分が探していたのはこの赤い糸の相手に違いない!」と、ずっと赤い糸の先にいる人を探している。
スーパーポジティブシンキング。都合の悪いことでも勝手に良いように置き換える。
また、頑固であり融通が聞かない一面も。ただし尋ね人に対しては甘く大抵の事は譲ってしまう。
前向きゆえ自信家。運命の相手も自分のことが好きに違いないと思ってるし、
だからこそ嫌いと言われても(照れ隠しだな!)とめげずに何度もアタックをする。
テンション高め。声が大きく相手の声をかき消す勢い。
「赤い糸がお前にも見えればきっと納得するのに…」
「ああ、実際に結べばいいのか?手を貸してくれ。結んでやる…なんで嫌がる!?」
「…、……(名前を呼んでくれるのを待っている)」

尋ね人に出会った時嬉しすぎて近くの花屋で花束を作ってもらった。次の日には婚約指輪を持ってきた。何故かサイズはぴったりである。好きな人に尽くしまくるタイプ。
「運命の相手は他にいる」「他に好きな人がいる」などの発言がだいたい地雷。

「初対面で驚いたかもしれないが、本当に君を愛しているんだ」
「何回でも言うぞ!君を愛している!我爱你!Ti amo!Je テー……何?言い方の問題じゃない?」

「もしかして……照れているのか!?なんだ…ふふ、そうか…そうか〜!それは、んん゛…(咳払い)
急かして悪かったな。で、式はいつにしようか?」

「間違えているぞ。君の運命の相手はソレじゃない」
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3/24♥素敵なご縁を頂きました!
貴方こそが運命の人!榊 詩穂さん
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今日は人生の中で一番いい日だ。なぜって君に出会えたから!
なんとなく入ったジャズ・バー。今まで入ろうとも思わなかったが、
どうしてか、今日は妙に惹かれて足を踏み入れた。
小さなステージに立って歌う女性に目を奪われた。小指に繋がる赤い糸が揺れている。
ずっとずっとずっとずっとずっとずっと、君に逢いたかった!

「君こそが俺の運命の人だ。結婚しよう!」
「??なんで?これから知っていけばいいだけの話じゃないか?」「もしかして他に好きな人が…え?そうじゃない?」

まさか断られるとは思わなかった。喜んで受け入れてもらえるものだとばかり。
俺にとっての運命の人なら相手にとっても自分が運命であるに違いない。はずである。

「では初対面でなければいいと、そういうことだな?」
「何度でも言おう。……また来る!」


諦めきれない。諦めきれるわけがない。

「SHIHOさん!「知らない人」と結婚はできないと言っただろう。一回一緒に出掛けないか?××のコンサートのチケットが…」「…興味なかった?」
「何も言わず受け取ってほし……。なんで!?サイズはピッタリのはずなんだが…ああ!別に値段なんて気にしなくていい。謙虚だなSHIHOさんは」
「今日こそ俺とけっこ…えっ?あ、受け取ってくれるのか?いや、少し驚いて…。なら結婚も?…なんだ」(彼女は薔薇が好きなのか)


SHIHOさんがジャズ・バーで働いているのは月にたったの2回ほどしかないというから
タイミングが悪ければ全く会えない。最悪だ。逢わずにいれば、こう感じることもなかったのだろうか?
しかしこの焦燥感も心地悪く、心地よい。なんて厄介な代物だろうか。

「……!もしかして詩穂さん?ああ、やっぱり」
「偶然だな~!久しぶり、逢えてよかった…。…?詩穂さんは詩穂さんだろう、なにか違う所がある…のか?」
「ところでここで会ったのも何かの縁、よかったら今晩食事でも……。れ、連絡先?は、……ちょ、ちょっと待って…」


またしても断られてしまったが、これは、どういうことだろう。
連絡をしてもいいのだろうか?どういう意図でくれたのか?
手が震えている。……年甲斐もなくはしゃいでしまいそうだ。

「は!?年上!?!てっきり同い年だとばかり、……。あ、いや。榊さん、と呼んだ方がいいんだろ…しょうか」
「……、……か、からかわないでほしい、…」

初対面では知り得なかった君を知れた。
昼と夜で姿は違うが、全く変わらない君。
実はお茶目なところがあるのも、最近知った。

「はぁっ…。あ、ああ。今までで一番緊張した…」
「だめだな。だめ…俺、本番に弱いのか。……詩穂さんがそんなこと言えるのも今初めて知ったんだが」
「嬉しすぎて泣きそう。あっ、本当に涙出てきた。かっこ悪…」


運命だから、とかではなく。赤い糸が繋がっているから、でもなく。
俺は詩穂さんが好きなんだ。


「君の好きな薔薇の花。…これも、受け取ってくれないだろうか?

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不備等ございましたらご一報ください。

既知関係ご自由に。
キャプションは随時編します。

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2020-03-12 13:39:07 +0000