「きみは、星の子の話を知っている?」
✿フェシーナの花々【illust/76345084】
✿“宵の逢星”
女性/外見20代前半/166cm/合計40pt(STR:5/INT:10/LUCK:20)
✿前期:アイ【78620271】(30pt)
✿前期開花:トト様【illust/78626947】
「愛しい星の子。大丈夫。君の想い出は、ぼくがずっと伝え続けるから。君との想い出が、ぼくを繋いでくれるから。ゆっくりおやすみ。いつかまた、きっとどこかで」
「トト、ほら、ここにキレイな花が、…うん、うん、わかってる。もうきみはいないのに。わかっているのに、きみの好きそうなものをつい探してしまうんだ。だいじょうぶ。だいじょうぶだよ。トトはずっと、ぼくが覚えているから。ぼくの中に、きみがいるから。ずっと、いっしょだよ」
✿前期開花当代:エンプティー様【illust/79796507】
「追いかけっこ、いつまで続くのだろうね?捕まったって、彼女の護りは解いてなんてあげないけれどね。これでもね、嫌がらせをするのは嫌いじゃないんだ。
地獄で逢おう、探求者。その時は楽しくおはなししよう」
✿かつての故郷:ニムカナイファ サク【illust/80248826】
「あ~だめです本の角はシャレにならないです殴らないでやめて暴力はんたーい!」
✿昼と夜の交わる時間帯にふらりと現れ、様々な物語を語っては各地を回る、星と花と藍色を纏った女性。
「星の子の話を知っているかい?」と、静かな声で語り、人々に花を配って姿を消す姿から、いつしか“宵の逢星”と呼ばれるようになっていった。
日暮れの街角でこどもたちに御伽噺とともに焼き菓子と花をひとつ。
夜の酒場で、酒の肴に物語を唄い、近い土地の噂話を溢して花を添える。
そうして夜明けの頃には姿を消し、街に残るのは星の子の物語と小さな星の欠片と小さな花。
藍色の人がやってきた、藍の星がやってきた、と人々は語る。
星の子の話を聞いた。地下に花咲く星泉の国の話を聞いた。様々な国や人の物語を、花の香りと共に楽しんだ。
人々の記憶にあるのはそこまでだ。
話を聞いてくれた例に、と彼の人が残した花も、聞いた話も覚えている。
けれど、人々は肝心の藍色の人の顔を覚えてはいない、というのだ。
ある人は、幼いこどもだったという。
ある人は、美しい女性だったという。
共通するのは、藍色を纏っていたこと。
それから、朝焼けの色の花を胸元に咲かせていたこと。
彼の人が去った後、その街には不思議と美しい花が咲き、星が美しく瞬くのだそうだ。
もうひとつ、こんな噂が残っている。
藍の人が訪れた街からは、身寄りのないこどもがひとり、消えることがあるそうだ。
「あまり長くひとところにはいられないんだ。悪さをね、してしまうかもしれないから。根付いてしまっては、いけないんだ」
「消えかけて燻り続けたまま、ぼくという檻の中で在り続けるのはどうだい。幸福で、真っ当な人々の生き方を見続けるのは、どんな気持ち?苦しい、悔しい、憎い、空腹だ、そうだね、ああ、全部聞こえているよ。哀れだね。ざまあないね。泣いたって離してなんてやるものか。楽にしてなんてやるものか。お前はぼくの中で永遠に苦しみ続けるんだ。ぼくと一緒に、償い続けるんだ。ねえ、どう? これがぼくの、復讐だよ」
「つらいなんて、ないけれど。だって、全部ぼくが選んだことだ。生き続けるのも、逃げ続けるのも、あの子がいたことを、彼女が犠牲になってしまったことを、全部、覚えていたいんだ。それが責任で、せきにんだけど、…さびしいよ、あいたいよ、トト」
❀3/14 大変素敵なご縁を頂きました!
燎様【illust/79880367】
二度とぼくの歩んできた物語に価値がない、なんて言わせるものか。終わらせるのは怖いし、いつ終われるかわからないのも怖いけれど、きっと最後にきみに認めたと言わせてやるまで諦めない。向き合って見つけるんだ、ぼくの行く末を。きみと一緒に。だいすきなきみと一緒なら、もう迷子にならないし、彼女のことも少しは受け入れられるんじゃないかって思うんだ!
【novel/11839788】
✿家族
父:シトリ【illust/78622262】
「とうさん、あのね。残していって、ごめんなさい。とうさんが土地を見守っていてくれるから、安心して後を任せられたんだよ。…うん、その。はんせいは、ちょっとだけしてる。とうさんがぼくを覚えててくれるならそれでかまわなかったというか、ええっと、はい。次はちゃんと相談してから決めます」
母:ヨウ【77833981】
「ぼくはちゃんとかあさんの願いを叶えられたのかな。わからないや。でも、うん、あの国はこれからどんどん良くなるよ。あなたの遺志は、ちゃんとみんなが受け継いでる。あなたの願いは、みんなで叶えるよ」
妹:エルシ様【illust/78620198】
「エル~!元気だった?会いたかった。今度は寒い所にも行ってみたんだ、たくさん話したいこともお土産もあるよ。少しだけ、少しだけきみの所に“根”をおろしてもいいかな。根付く前に、ちゃんとまたすぐ出ていくから」
✿当家系と素敵なご縁を頂きました、トゥリクル様/ほしこ様、シトリ様/樹様、トト様/2-4様、事前での関係を頂きましたヴェヴァラサナ様/よつゆ様、ありがとうございました。
おかげさまで最後まで楽しく物語と関係を紡ぐ事ができました!
✿何か不備・問題等ありましたらご連絡いただけましたら幸いです。
2020-03-08 07:26:14 +0000