本当はこの作品は2月半ばに投稿する予定だったんですが、体調その他の理由により4年に一度のうるう日の投稿になってしまいました。昭和時代のいわゆる歌謡曲には、失恋した女性の傷心旅行を題材にした紀行ものの様な歌が数多く見受けられましたがこの1981年に発売された、森昌子さんの♪哀しみ本線日本海 もその一つです。イラスト内でも紹介している3番冒頭の歌い出し、これほど旅情を誘う歌詞は私は他に知らない位ですが、2番冒頭の〽細い汽笛が心に刺さる・・ これは当時ブルートレインなどを牽引していた電気機関車特有のもので、この歌詞もまた旅行に行きたい衝動を駆り立ててくれます。もっとも、今ではこの歌をご存知ないユーザー様が殆どだと思いますが当時JRはまだ国鉄で、JRの在来線特急の旅が大好きな私にとって発売当初からこの歌は羽越本線の「いなほ」のイメージがあり、今回それをイラスト作品にしてみました。一時は新潟から青森まで走っていた「いなほ」は今では7往復の内、秋田まで運転しているのは3往復のみで他は酒田止まりですが、日本海の旅情を乗せてこれからも走り続けてくれる事を祈るばかりです。
2020-02-29 03:11:16 +0000