全身の毛が逆立つ。
ドクン、と赤紫色に染まった左手が脈打つ。
ザワザワ、という嫌な感覚とともに黒い身体が蝕まれていく。
「……っ」
ぐ、と腕を抑える。
呪いは以前よりもさらに広がり、左腕の殆どと、顔の右半分、そして尾の先までも赤紫色に染め上げていた。
…時間がない。直感的に、そう感じた。
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うちの子ファンタジアをひとつ。
クーの呪いが進行しました。以降、章の切り替わりとともに呪いが進行していきます。
なお、クーの呪いは本編中には解除できず、最終章には竜へ変わってしまうものとします。
(伏せようか悩みましたが一応ハッキリさせておくことにしました)
そのため解呪展開を頂けてもスルーしてしまいます、申し訳ありません…!
黒要素がどんどん無くなっていく黒獣のクー【illust/78966614】
2020-02-17 09:02:43 +0000