その頭上を巨大な竜が飛んで行った。
地を進む生物など気にも留めていないのだろう、竜の姿はあっという間に彼方へと白んでゆく。
暖かな日差しを気持ちよさそうに受けて眠たげな妹よそにをそれを見て兄ははしゃいでいた。
「ふぁ…お日様…ぽかぽか…」
「見てラマリン!森トカゲよりずっと大きイ!あれが竜かぁ…かっこいいネ!」
「りゅー…おっきぃ…」
「うんうン!小さいのおやつにしちゃったけどあっちの方がマナも豊富できっとおいしいんだろうナァ!あっ、ラマリンも食べなヨ!この竜もマナが豊富で美味しいヨ!」
肉食植物に仕留められてしまった哀れな小竜を引きずりながら開拓団への物資運搬をしつつ兄妹は竜星の島に降り立ったのだった。
◆第一章 新世界へ【illust/79203778】
竜星の島にログイン。
物資運搬をしつつお兄ちゃんは島の生き物に興味津々なようです。
◆登場
ロシド【illust/79422386】
ラマリン【illust/79422382】
◆問題ありましたら連絡ください。
◆お子さんの行動を制限するものではないので都合悪い時はパラレルスルーお願いします。
2020-02-12 15:22:28 +0000