イカルガⅢa

静秋

蒼衣わっふる氏(user/1396415)原作の大型創作コミュニティ「ラスティフロント」に登場する国家フォウ王国の迎撃戦闘機の試作案の一つ。
次期イカルガ系統高級迎撃戦闘機選定コンペに提出された機体。

武装配置等はイカルガⅡを概ね踏襲しており、垂直翼は試作機を表す黄色で塗装されている。

「イカルガⅡは傑作だけど後継機の開発は国の義務だよね!」
(パルエにあるまじきまともな思考)(フラグ)

と言うことで、イカルガⅡの成功に気をよくした軍部が様々な組織や企業に広く設計案を募集した「次期高級迎撃機イカルガⅢ選定コンペ」において王立極東大学航空研究室より提出された機体。
選定コンペではテスト中の事故を考慮して各試作型2機ずつが製造されコンペに参加した。
とてつもなく挑戦的な設計をしているが、テストパイロットからは舵の効きが素直であると評判が良かった。
しかし、
前進翼を持つ機体がこれまでにおらず飛行特性が未成熟であったこと(勿論前進翼の練習機もないのでパイロットの育成が困難)
工業力的にイカルガⅡ以上に量産に向かないこと
積んでいた発掘直後の新形式エンジン「ラゾ2000」(発掘機がLAZO1000でありそのコピー品)が高出力でありながら非常に不安定であったことも合わさり計画は中止された。

そして肝心のコンペもなんやかんやいってるうちにポシャってしまったのだった…。
結局、イカルガⅡは細々と改良を加えられながら第三紀の後期にイカルガⅣが登場するまでコキ使われて続けることになる。

機体はスクラップされることはなく、同系統のLAZO型エンジン開発のテストベット機として使用された。
ラゾが特殊な形状であったため潰しが効かなかったが、同時に他の機では搭載不能だったことが幸いであった。
そして純系の後継「ラゾ4000」が冷戦期の迎撃機、イカルガⅣに搭載されることになる。

余談ではあるが2機のうち1機は失われている。一説によると開発中最高出力をマークした「ラゾ3800」を引っ提げて691年の目覚め作戦に参加し未帰還となったとされているが詳細は不明である。
残存機が他のコンペ参加機と共に王立空軍博物館に展示されている。

後方の機体は中等練習機パッス(名前は雀の学名より部分引用)
(練習機を表すオレンジ翼)
訓練生がいつこけてもいいように至る所に補助スキッドがついている

今日は試験飛行のエスコートを行うため待機。
イスカ訓練型ではH翼ではなく十字翼がくっつけられている

#Rusty Front#aircraft#military affairs#fighter#架空機#military

2020-02-04 15:25:17 +0000