緑色の霧に包まれたタヌキの魔物。共に行動する赤いキツネよりも元の個体数が格段に違うため、単体で遭遇する機会も多い。雄と雌とで手に持つ葉が違い雄は真っ赤な葉、雌は緑の葉で区別が付きやすい。赤いキツネと一緒にいるのはほぼ雌で、モンスター界では珍しい恋愛感情からではないか、ともっぱらの噂である。その証拠に敵に対して単独では出せない魔力を発揮するのは赤いキツネと共にいる時だけである。両脚が極端に短く肥えた腹に完全に隠れているが、筋肉質な太い尻尾で器用に体を支え、「キツネに嫁入り」を密かに待ち続けている。やはり注意しておきたいのは連携プレーと熱湯をかけないようにする点である。
2020-02-03 12:18:18 +0000