【PFAOS】影写のネヴィロウ【ハイペリア】

ふわか
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「ネヴィは元からこんなんだぞ。お陰で普通の女の真似覚えるのに時間かかったんだわ~」
「人型じゃない種族になるとまともに身体動かすまでが大変なんだよな」
「うるせぇ離せ!あの野郎ネヴィの顔を馬鹿にしやがった!喰って腹の中でネヴィに直接土下座させ……は駄目だから最低三発は殴るっ!!」
「アー、ァー、あー。声こんな感じか。……オッサンより女が良いんですけど駄目ですかね?駄目?ですよねぇ~」

◆名前:ネヴィロウ
 年齢:26歳 (本来の年齢不明)
 性別:女 (本来の性別不明)
 身長:165cm (本来の身長不明)
 種族:模倣種
 一人称:オレ 
 二人称:アンタ・お前・そこの男前、等。目上は姐さん・兄さん・旦那・~様等。
 口調:口が悪い兄ちゃん的な口調・目上には「やっちまいますか旦那ぁ?」という感じの三 下的な敬語。

◆出来る事:模倣。『影写の術』とネヴィロウは言い張る。体内に星光石が埋まっておりそれによって眼で直接見た相手の外見・服装を瞬時にスキャンし完璧に模倣する。その他多少の忍術と体術。

◆影写の際の欠点:どこまでも偽物。お腹が空く。見てから時間が経つと影写出来ない (記憶に焼き付く程見慣れた相手は可能)。見た目以外はそのままなので性格や言動はネヴィロウの演技と応用力が全て。
 対象が有翼人や人魚であれば飛んだり泳ぐ事も出来るが魔法や特殊能力は使用不可。基本の体が普通の人間である為か無機物や巨大なモンスター等は苦手だったりコストが高かったりで短時間しか化けられない。基本燃費が悪くお腹が限界まで空くと集中力が切れ元に戻る。たまに星光石を食べて体内の星光石を補強する必要がある。

◆以前は知能が低く自我の薄い生き物だったが、ネヴィという人間に執着し喰う事で名前と感情と基本となる姿を手に入れ、肉体の記憶・経験・技術等も取り込んだ上で様々な人間の真似を重ねて行く内に自我が育ち大分人間に近しい存在になった。
普段はゲラゲラ笑うし口も悪いが化けて上品な演技が必要となれば王族や敬虔なシスターや思慮深い賢者のような振る舞いも出来る。対象の性格を全く知らなかったり空腹が限界に近付くと雑な演技になる。
大雑把で横暴だが身内やセバスター王に忠誠を誓う者には優しく、激しく落ち込んでいる者を見ると哀れんで「え、カワイソウ……」と酒を奢ったりする事も。だがどれだけ仲が良くなってもセバスター王を裏切るとなれば何の感傷も無く刃を向ける。

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◆色々設定書いておいてキャラシ参加(出来たらファンアート)で終わると思いますが音楽も素敵で格好良い忍者ギルドさんを少しでも応援出来たらと思いまして忍者集団『忍魚』様【illust/78982746】に三下ピンク頭でお邪魔させて頂きます。
朱雀組にてあちこち化けたりそのままだったりとうろちょろしていると思います。忍魚の方々に限りパシリにでもどうぞ。
◆企画元:pixivファンタジア Age of Starlight【illust/78509907
◆お借りしました。
 ロゴ【illust/78953358
 模倣種【illust/79007237
 コンコン酒【illust/79130014
◆友人・既知等の関係性等ご自由に。所属・種族等何か問題有りましたらお知らせ頂けると幸いです。
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『ネヴィは美味かった!滅茶苦茶美味かった!きっと世界で一番美味かった!この先きっとネヴィ位美味い奴はいない!!』

セバスター王に揺るぎない忠誠を誓うネヴィという忍が居た。ネヴィは腕も立つ豪快な性格だったが、仕事は慎重に完璧にこなす女だった。
そんなネヴィを「ウマソウクイタイ」と襲って来たモンスターが居た。ネヴィはそれを返り討ちにして捕らえると「おい化け物。美味いもん食った事無いから人なんか食おうと思うんだろ」と色々な食べ物をモンスターに与えた。
モンスターはネヴィに懐いたが、「オマエクイタイ」と毎日言うのをネヴィは蹴り飛ばしながら気紛れに技術や知識や言語を教えた。モンスターは何にでも一瞬で化ける事が出来る生き物で、時間を掛ければまるで本人のように振る舞う事も修行が必要な技を真似る事も可能にする知能を持っていた。時には道具や人に化けさせ連れ歩く事も有った。
褒めると明るい声で「ジャア食ベテ良イ?」と訊くので毎回蹴り飛ばした。それが日常になっていた。
しかしある日ネヴィは旅で出会ったモンスターに呪いを受けてしまう。解呪の手段は見つからず、近付く死を待つばかりだった。ネヴィは悩んだ。死への恐怖よりも、これではもうセバスター王の役に立つ事は出来ない現実を恐れた。
そこで真似をする事は出来ても人の感情や悩みを理解出来ないモンスターが無邪気に首を傾げているのが目に入る。
「……おい猿真似野郎。今から言う約束を守れるなら、オレを食って良いぞ」

ネヴィの姿をしたモンスターは満面の笑顔でネヴィの仲間達にネヴィの遺書を手渡した。
『 ・セバスター様の命令には必ず従え。
  ・忍魚の古参連中の言う事も絶対聞け。
  ・人を食うな。人の作った飯で我慢しろ。
  ・セバスター様に尽くす奴には優しくしろ。
  ・死ぬまでセバスター様に絶対の忠誠を誓え。
  ・セバスター様が死んだら、後は自分で考えろ。
と伝えてある。悪いが人を喰おうとしたら即殺してくれ。精々オレの代わりに奴隷のように使ってやって欲しい。名前は――』
「ネヴィロウ!ネヴィがオレに名前をくれた!姿もくれた!髪から爪先まで全部食ったから記憶も!技術も!全部くれたっ!!」
傍に居る時間が長かったからかネヴィロウと名乗ったモンスターはどこかたどたどしい話し方以外、声も仕草もネヴィそのものだった。この遺書が無ければ死んだとは信じられない程に。
無邪気な子供のように、底抜けの明るさで楽しそうに、しかしネヴィの声色でモンスターそのものの言葉を吐くソレは、ネヴィが死んだと同時に生まれたような物だ。
生まれる前のソレは飢えを満たそうとする本能と何かの真似をする事しか知らない存在だった。
生まれたばかりのソレは名前と個としての自我を手に入れたばかりでまだ感情という物を理解出来ていない。
吊り上がる口元と細められた目が喜びから来た動きであると知らない。
そして、喜びに歪むその目元からとめどなく溢れ流れ続けた体液の意味も、まだ知らなかった。

声も、肉体も、記憶も、技術も、居場所も、忠誠心さえも。本来のネヴィロウの物では無い。けれどそれは全てネヴィから与えられた物で、約束を守る限り心の中で自分との繋がりが切れる事は無いとネヴィは言った。
偽りだらけの虚ろな影の中で、たった一つのその事実が有る限り何に化けようが空っぽだと罵倒されようが、『ネヴィロウ』という存在は揺るがない。

#pixiv Fantasia: Age of Starlight#Haiperia#忍魚#【模倣種】#PFAOS忍#竜星の島【青】

2020-02-02 17:24:37 +0000