狂気に堕とされた龍の首は、思ったより簡単に落ちた。
◆---「“龍断ち” アツキ」
「姓は捨て去り、名はアツキ。 気軽にアッキチャンって呼んでネ!」
「お残しは…アッキチャンは別に仕方ないカーって思うけど、カイッチョサンは怒るかもネ~」
「“龍断ち”の噂? ほんとだヨー! あの時は苦労したヨネ!」
魔族/女/アステラ
アツキ/72歳(実22歳)/159cm
説明しよう! アッキチャンとは!!
笑顔と勢いで手料理を振る舞い去っていく台風女!
アピシウス食財協会の前線派板前である!
交流歓迎!PFAOSフリーとして活動するよ! 死亡、欠損、拘束、呪いとかは勘弁してね!※このキャラクターは「紫帝国の公主 ランレイ」が存命かつハイペリア大勝利でpixivファンタジアAOSが終幕した場合、手配書が回ってきて地図外逃亡ENDが確定します!
※今回の冒険の舞台に地図外がないことが判明しました!
このキャラクターは「紫帝国の公主 ランレイ」が存命かつハイペリア大勝利でpixivファンタジアAOSが終幕した場合、手配書が回ってきて相応の処遇を受け表に出られなくなり、実質消滅するものとします!(どうなるかは状況次第で…)
2020/02/01現在、「浮遊石の遺跡【赤】」タグ付けを行いましたがアッキチャンは全国どこへでも出没します!
基本的に交流返しは援護票を投じさせていただきます!
以上、説明終わり! 以下はアツキのことを詳しく知りたい人だけ読むと良いぞ!
◆---「“龍断ち” アツキ」の経歴
紫帝国に生まれ、いずれは主君を選び仕える武人となることを夢見る少女…だった。
「二君に仕えず」を条件に絶対の能力を誇る大偃月刀を得物に、龍を討ったことから実力は疑いようもない。
しかし、それこそがアツキが転落する原因ともなった。
アツキの能力を疎んだ友により、狂気に堕とされた善龍を討ったというのが事の顛末である。
龍を放置すれば麓の村々に甚大な被害を及ぼし、すぐに龍を討てば善龍を討った大罪人として流布される。
アツキは後者を選ぶ。
50年の間、アツキの首と龍の亡骸を狙う者どもを悉く殺害。
計、一龍三千人の虐殺を行った大罪人として出奔した。
5年の放浪を経て、がらんどうであったところをファルシア・オクティデーレ(illust/78954923)に拾われ、アピシウス食財協会の板前として働き始めて1年が経過し現在に至る。
◆---「“龍断ち” アツキ」の能力について
魔族として特別な力は持っていない。
分類するとすれば、下級魔族である。 とするのが妥当。
明るく振舞うが、過去の経歴から精神的には惰弱の一言。
一度ヘコむと中々立ち直らない。
実は「龍の加護」を得ている。
1つめの効力は「五十年の不老」。
これは龍護にて使い切っている(アツキは実年齢的に16で龍断ちを成し遂げ、実22歳ということになる)。
2つめの効力は「指向性に宿る幸運」。
アツキの目的意識が確かなほど効力を増す幸運。
アツキが歩くと高級食材に当たるのはこのためである。
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■これがキャラシだ!
■お借りしました!
・アピシウス食財協会
illust/78954315
・極東の帝国【タグ提案】
illust/79006932
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■“龍断ち”
龍を討って「私は正しいことをした。 いずれわかる」と主張して首を切られる覚悟くらい、当時のアツキにはあった。
龍を放っておく選択肢はなかった。 それがアツキという存在だ。
ただ…迷った。
わずかに。 なぜかはわからない。 思考が止まったとも言うかもしれない。
決断を下せないまま龍と2合打ち合い、3合目でその首を断った。
断ってしまった。
それがどうしようもなく悲しかった。
悲しくて、50年の間を泣き続けた。
なぜ、なぜあの時、「龍を断つ」と覚悟して一撃を放てなかったのか。
浅ましくも自分の命を優先したのか?
麓の民を案じたのか?
龍の名誉を守るために?
友を憎んで?
もうわからない。なにも。
龍護を終え、山を下りると復讐すべき相手はすでに老衰で亡くなっていた。
「二君に仕えず」と決めた刃で、その夢を断ったという現実だけが横たわっていた。
2020-01-30 05:02:28 +0000